注目銘柄ダイジェスト(前場):マルマエ、FB、ソレイジアなど
*11:42JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):マルマエ、FB、ソレイジアなど
レノバ<9519>:1183円(+50円)
大幅続伸。前日には、洋上風力発電の促進に向けて、政府が日本の排他的経済水域内での発電施設の設置を可能にする法律改正案の概要をまとめたなどと報じられている。発電施設設置場所の拡充によるビジネスチャンスの拡大なども意識されているようだ。また、年初来株価の低迷が続いていたことで、「損出し」売り一巡による需給の改善なども期待されているもよう。
楽天グループ<4755>:611.3円(+27.3円)
大幅続伸。携帯MNO回線数が26日に600万を突破したと発表している。個人向け解約率の低下や中小企業向け契約拡大などを背景に、市場予想を上回るペースと捉えられているようだ。10-12月期の純増数は75万を超える見込みとなり、同業他社を大きく上回る状況に。モバイル事業の黒字化に向けた順調な推移とポジティブなは評価が優勢となっているようだ。
ips<4390>:2087円(+158円)
大幅続伸。21年12月に公表した「フィリピン国内海底ケーブルシステムの共同建設について」に関して、フィリピン国内海底ケーブルシステムが完成し、子会社InfiniVANがフィリピンのCATV事業者にIRU契約により回線を提供すること、それに伴って収益が計上されることになったと発表している。提供価格は非公表としているが、23年3月期連結売上高の10%に相当する額付近になるとしている。
FB<3843>:1452円(+122円)
大幅続伸。岩井コスモ証券では投資判断「A」を継続し、目標株価を1800円から2100円に引き上げている。BtoBモバイルの拡大、アフィリエイトの新規顧客獲得、ギガプライズの好調継続などで会社計画は上方修正、未定だった配当金も前期から大幅増配となっているが、来期以降もTONE Chainなど期待できる事業があることから、さらなる成長が見込めると評価している。
マルマエ<6264>:2101円(+199円)
大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は0.2億円の赤字となっている。前年同期は6.7億円の黒字であった。半導体需要低迷の影響が響く格好に。ただ、もともと上半期は0.8億円の赤字見通しであり、足元の収益低迷は想定線と捉えられている。また、新顧客向け量産POを獲得し、売上140億円の中期計画達成に大きく前進などとしており、あらためて今後の業績回復を期待する動きが優勢になっているようだ。
カラダノート<4014>:509円(+34円)
大幅に続伸。投資家からの主要な質問とその回答を公表している。住関連の事業進捗について「ユーザー層の興味関心が非常に高く、想定以上の面談設定数で推移しており、増員し対応を進めている」などと回答し、業績の上振れ要因になる可能性があるとの期待から買いが入っている。また、「第2四半期以降の営業利益は、第1四半期以上に黒字幅を拡大し、通期でも黒字となる計画」と強調したことも好感されているようだ。
ソレイジア<4597>:46円(-12円)
大幅に反落。23年12月期の営業損益予想を従来の11.50億円の赤字-3.50億円の赤字から11.50億円の赤字(前期実績24.70億円の赤字)に修正している。「SP-02(日本販売名ダルビアス)」の中国権利導出で、23年度内の中国大手製薬企業との契約締結が困難な状況となったため。24年度第1四半期中での契約締結を目指す。SP-02は、血液がん及び固形がんの治療のために開発が進められてきた新規のミトコンドリア標的薬剤。
JRC<6224>:776円(+26円)
大幅に3日続伸。連結子会社で環境プラント向けコンベヤを取り扱うJRC C&M(兵庫県小野市)が東陽工業(福島県本宮市)の全株式を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は6595万円。東陽工業は、火力発電プラントやごみ焼却施設内のボイラー関連の煙道ダクトやケーシングなどの製造を手掛けており、子会社化でボイラー関連製品や灰ホッパー、架台・貯留槽などの付帯設備まで製造領域が拡大・補完されるとしている。
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