【お知らせ】株価表示を20分ディレイ株価に対応!

個別銘柄ページ/サマリの株価表示部分及びチャートページを終値ベースから20分ディレイ株価ベースに変更しました。より便利になった株予報Proをぜひご活用ください。

【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

フィスコニュース

銘柄/投資戦略 2023/05/12 14:56 一覧へ

CACHD Research Memo(6):財務基盤充実を経て、資本効率重視へと舵が切られた財務戦略

*14:56JST CACHD Research Memo(6):財務基盤充実を経て、資本効率重視へと舵が切られた財務戦略 ■業績動向

2. 財務状況
財務体質の安全性を測る代表的な指標の推移を見ると、自己資本比率が前期末の65.1%から2022年12月期末は64.7%、流動比率が同245.6%から269.1%、ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債(プラスはキャッシュ超過))が同7,854百万円から9,885百万円となった。ネットキャッシュは順調に増加しており、流動資産に含まれる有価証券1,300百万円及び固定資産に含まれる投資有価証券14,543百万円も加えた広義のネットキャッシュは25,728百万円に達している。これは2023年3月10日時点のCAC Holdings<4725>時価総額33,154百万円の77.6%となり、バリュー投資の観点から注目される。

ここ数年、同社は取得簿価が低いリクルートの株式を継続的に売却し、財務基盤を充実しつつM&Aや事業構造改革を遂行してきた。とりわけ、2019年12月期には資本効率向上等の観点もあって一気に2,000千株を売却(総額5,970百万円、売却益5,291百万円)したものの、続く2020年12月期の売却株数は150千株にとどまり、2021年12月期には売却そのものが行われなかった。一方、2022年12月期は売却しているようで、売却益は約800百万円とみられる。

国内IT事業の好調を背景に、2022年12月期も財務基盤の拡充が続いている。また、今後の成長戦略を支える財源としてリクルート株(2022年12月期末の保有株数1,719千株、評価額11,984百万円)を温存できたことは注目に値するだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)

<YI>

フィスコニュース

マーケット ニュース一覧