米利下げ期待を背景に上昇したハイテク株高の流れが波及
*08:25JST 米利下げ期待を背景に上昇したハイテク株高の流れが波及
[本日の想定レンジ]
24日のNYダウは202.86ドル高の46448.27ドル、ナスダック総合指数は598.93pt高の2
2872.01pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比745円高の49525円だった。本日は前週末の大幅安の反動や、利下げ観測の強まりを受けた米国株の上昇を映して買い戻しの動きが先行して始まりそうだ。前週末は人工知能(AI)相場への警戒感から半導体関連株中心に売りが膨らみ、下値を模索する展開となり、一時19日に記録した安値(48235円)に迫る場面があった。4日連続して25日移動平均線(50098円)を下回るなど、売り圧力の強さが窺える。ただ、本日は、米国市場で、ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事が米メディアとのインタビューで米労働市場の軟化を背景に12月の米連邦常会市場委員会(FOMC)で利下げを支持する姿勢を示したことを受け、利下げ期待が一段と高まったことが相場を支え、ハイテク株中心に上昇したことが寄与しそうだ。また、ナイトセッションの日経225先物は49600円台まで値を上げたほか、円相場も1ドル=156円台後半へと円安が進行したこともあり、商品投資顧問業者(CTA)など短期筋の先物買いも呼び込むことが想定されるだろう。しかし、AIバブルを巡る警戒感は拭えておらず、上値では利益確定売りなどが控えていることには注意したいところだ。上値のめどは、心理的な節目の50000円、51000円、52000円、下値のめどは、19日の安値(48235円)や心理的な節目の48000円、47000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限50000円-下限49000円
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