注目銘柄ダイジェスト(前場):古河電池、三菱自、リボミックなど
*12:04JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):古河電池、三菱自、リボミックなど
ニデック<6594>:7223円(+436円)
大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は603億円で前年同期比0.2%増となり、540億円程度の市場予想を上振れ。通期予想は従来の2300億円から2400億円、前期比47.1%増に上方修正。ただ、持分法適用会社の連結子会社化に伴う一過性のプラス要因が約100億円計上されており決算数値にサプライズは限定的。一方、サーバー水冷システムの順調な拡大、EVトラクションモータの収益性改善などは確認されており評価材料につながっているもよう。
ホンダ<7267>:1658円(-16円)
反落。本日は売出株の受渡期日となっており、売買代金が膨らむ状況になっている。主要株主が売出人となり、2億5987万9700株の売出、3898万1900株のオーバーアロットメントによる売出を実施、売出価格は1664.5円。需給の最悪期通過による今後の売り圧力後退期待、自社株買いの再開などもあって、株価下落は限定的にとどまる状況に。
三菱自<7211>:426.7円(-41.2円)
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表している。営業利益は355億円で前年同期比21.3%減となり、通期予想1900億円、前期比0.5%減に対して低調なスタートとなっている。市場コンセンサスも100億円程度下振れたとみられる。品質関連費用など一過性の下振れ要因もあったが、主力のアセアン市場におけるタイやインドネシアでの販売台数減少が響く形になっているようだ。
古河電池<6937>:1389円(+247円)
大幅反発。投資ファンドのアドバンテッジパートナーズが1株1400円でTOBを実施、同社を買収すると発表している。同社ではTOBへの賛同を表明している。買収会社には古河電工が再出資し、アドバンテッジは約6割、東京センチュリーと古河電工が2割ずつ出資する形となるようだ。2021年に買収した鉛蓄電池会社と同社を統合する計画となっているもよう。TOB価格へのサヤ寄せの動きとなる形に。
タムロン<7740>:4480円(+305円)
大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の84億円から108億円、前年同期比66.7%増に引き上げ。第1四半期決算時に続く上方修正となる形に。各セグメントにおいて販売が計画を上回り、為替の円安進行や原価低減推進効果の顕在化などで収益性も向上しているもよう。通期計画は上半期決算時に見直すとしており、大幅な上振れが想定される状況に。
Kudan<4425>:1900円(+90円)
大幅に続伸。産業用清掃ロボットソリューションを展開するラトビアのSquad Robotics社が、Kudanの3D Lidar SLAMアルゴリズム「KdLidar」を高精度測位の中核エンジンとして搭載した自律型床清掃ロボットを発売すると発表している。Squad Robotics社は、清掃機械メーカーや清掃サービス会社に合わせた自律型床清掃ロボットと関連サービスを提供しており、自律型清掃ロボットのほか、業務用手押し式床洗浄機にKudan製品を搭載するという。
グリーンモンスター<157A>:974円(-11円)
反落。グループ会社のFPコンサルティング(大阪市)とみずほフィナンシャルグループ<8411>傘下の日本投資環境研究所(東京都中央区)が業務提携契約を締結したと発表している。職域向けにファイナンシャルウェルビーイングサービス「おかねの産業医」を共同で提供することが目的。資産形成や資産運用など従業員向けのオンラインFP個別相談を提供するほか、従業員の金融リテラシー向上のためのセミナーや研修会を提供する。
リボミック<4591>:106円(+14円)
大幅に続伸。東京大学医学部眼科学教室とアプタマーの眼科疾患に対する薬効を検討するための共同研究契約を締結したと発表している。リボミックと東大眼科学教室の間で治療標的タンパク質に関する方針の一致が見られたことから、リボミックが所有するアプタマーを東大眼科学教室が所有する各種評価系を用いて評価する。共同研究は2年間の予定で、リボミックは東大眼科学教室に対して研究費を支払う。
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