日経平均は313円安でスタート、三菱UFJやディスコなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;37651.18;-313.92円TOPIX;2783.94;-17.63
[寄り付き概況]
6月2日の日経平均は前営業日比313.92円安の37651.18円と大幅続落でスタート。5月30日の米国市場でダウ平均は54.34ドル高の42270.07ドル、ナスダックは62.10ポイント安の19113.77で取引を終了。寄り付き後ダウ、ナスダックはともに下落。トランプ大統領が自身のSNSに「中国は米国との合意に完全に違反」と投稿し、米中対立への懸念が再び高まった。一方、朝方発表された4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.1%上昇と、市場予想(2.2%)を下回り、インフレに対する懸念後退や利下げへの期待につながり、相場を下支えした。ダウはプラスに切り返し、ナスダックは下げ渋って終了。シカゴ日経225先物は大阪比255円安の37705円。
本日の日経平均は売りが先行。米中対立への懸念再燃に加え、米国が計画している鉄鋼・アルミニウムへの追加関税に対して、EU側が「報復する用意」があると表明していることも心理的な重しとなっているようだ。
東証プライム市場の売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、ディスコ<6146>、任天堂
<7974>、川崎重<7012>、東エレク<8035>、アドバンテ<6857>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>などが下落している反面、日本製鉄<5401>や富士通<6702>などが上昇。業種別では、輸送用機器、ゴム製品、サービスなどが下落率上位で推移。
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