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外国市場/為替 2025/09/17 17:55 一覧へ

17日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅続伸、政策期待が指数をサポート

*17:55JST 17日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅続伸、政策期待が指数をサポート 17日の中国本土市場は小幅ながら続伸。主要指標の上海総合指数が前日比14.48ポイント(0.37%)高の3876.34ポイントで引けた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中首脳電話会議を控えた慎重ムードのなかでスタートしたものの、政策期待を背景に持ち直した。米国の金利動向や貿易摩擦再燃の懸念が売り圧力を生んだが限定的だった。相場全体では保ち合いからの上放れの様相だった。

中国政府の内需拡大政策の見通しと規制緩和の期待を受け、自動車・家電・電子製造受託(生産受託)関連セクターに買いが入り、相場を下支えした。また、鴻海(ホンハイ)などアップル新型iPhoneの組立て関連企業の見通し改善も好感された。

一方、重要イベント前のポジション調整売りが見られた。為替に関しても人民元の動きに敏感な輸入コストや企業収益への逆風となる要因が意識されていた。

セクター別では、ハイテク関連が高い。昆山科森科技(603626/SH)がストップ高の10.0%高、広東世運電路科技(603920/SH)が7.8%高、鴻遠電子(603267/SH)が6.5%高、聞泰科技(600745/SH)が3.9%高とそろって堅調な値動きを示した。

また、インフラ関連や発電設備銘柄も買われた。特変電工(600089/SH)と上海建工集団(600170/SH)がそろってストップ高の10.0%高、臥竜電気駆動集団(600580/SH)が8.7%高、中国建築(601668/SH)が1.3%高となった。

一方、金融株が安い。上海浦東発展銀行(600000/SH)が1.5%安、南京銀行(601009/SH)が1.2%安、中国農業銀行(601288/SH)が1.1%安、中国太平洋保険(601601/SH)が1.0%安で引けた。また、医薬株や資源・素材関連もさえない展開となった。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.28ポイント(0.11%)高の265.21ポイント、深センB株指数が1.47ポイント(0.11%)高の1361.03ポイントで終了した。

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