日経平均は20円高でスタート、オムロンや三菱重などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;36601.93;+20.17TOPIX;2574.84;+3.70
[寄り付き概況]
17日の日経平均は20.17円高の36601.93円と反発して取引を開始した。東京市場が3連休中の前週末13日の米国株式市場でダウ平均は297.01ドル高、ナスダックは114.30pt高。9月ミシガン大消費者信頼感の発表を受けたソフトランディング期待や、前連邦準備制度理事会(FRB)高官などの発言、半導体エヌビディア(NVDA)の上昇などが株価の支えとなった。昨日16日のダウ平均は228.30ドル高の41622.08ドル、ナスダックは91.85ポイント安の17592.13。9月NY連銀製造業景気指数が約1年ぶりに拡大域に回復し、ソフトランディング期待が広がりダウ平均は過去最高値を更新した。一方、ナスダックは携帯端末のアップル(AAPL)の下落が重しとなり終日軟調に推移した。
今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。東京市場が3連休中の米株式市場でダウ平均が2営業日合計で1.28%上昇、ナスダック総合指数が2営業日通算で小幅だが0.13%上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日午後に一時139円50銭台まで進んだ円高・ドル安がその後はやや一服していることも東京市場で一定の安心感となった。一方、今週は日本時間19日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエルFRB議長の記者会見、週末20日には日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が控えており、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。今日は中国
(上海、深セン)、台湾、韓国市場が休場となる。
セクター別では、石油石炭製品、海運業、非鉄金属、パルプ・紙、水産・農林業などが値上がり率上位、電気機器、不動産業、輸送用機器が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、オムロン<6645>、神戸物産<3038>、NEC<6701>、中外薬<4519>、イオン<8267>、三菱重<7011>、郵船<9101>、MS&AD<8725>、ホーチキ<
6745>、フジクラ<5803>、商船三井<9104>、ファーストリテ<9983>、楽天グループ<4755>などが上昇。他方、ルネサス<6723>、TDK<6762>、7&iHD<3382>、ソニーG<6758>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、村田製<6981>、ソフトバンクG<9984>、FDK<6955>、IHI<7013>、キーエンス<6861>、三井物<8031>、レーザーテック<6920>などが下落している。
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