日経平均は39円高でスタート、オムロンや三菱UFJなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38510.37;+39.99TOPIX;2645.75;+6.06
[寄り付き概況]
20日の日経平均は39.99円高の38510.37円と反発して取引を開始した。前日19日の米株式市場はプレジデンツデーの祝日で休場。欧州主要株式市場は、英FTSETM100が0.22%高、独DAXが0.15%安、仏CAC40が0.00%高とまちまち。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場が休場、欧州主要市場も高安まちまちとなり手掛かり材料に乏しい中、外為市場で1ドル=150円20銭台と、円安・ドル高水準が継続していることが東京市場で安心感となった。また、昨日の日経平均が3日ぶりに反落したものの下値が堅く、午後は次第に下げ幅を縮める展開となったことから、相場の腰の強さを指摘する向きもあった。一方、明日21日に米半導体大手エヌビディアの決算発表を控えており、これを見極めたいとするムードがある。同社の株価は東京市場の半導体関連株への影響が大きく、決算を受けたエヌビディアの株価動向によっては、東京市場の半導体関連株や日経平均が大きく変動する可能性も指摘されている。また、日経平均は引き続き高値警戒感が強いこともあり、積極的な買いを手控える向きもあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。
セクター別では、その他金融業、輸送用機器、証券商品先物、パルプ・紙、不動産業などが値上がり率上位、保険業、水産・農林業、化学、非鉄金属、繊維製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、オムロン<6645>、ディスコ<6146>、三菱UFJ<8306>、デンソー<6902>、7&iHD<3382>、三菱重<7011>、ソフトバンク<9434>、オリックス<8591>、NTT<9432>、KDDI<9433>、スクリーンHD<7735>、ルネサス<6723>、トヨタ<7203>、武田薬<4502>などが上昇。他方、信越化<4063>、TOPPAN<7911>、アドバンテスト<6857>、OLC<4661>、東京海上<8766>、日東電<6988>、SOMPO<8630>、楽天グループ<4755>、NEC<6701>、三井物<8031>、ソシオネクスト<6526>、吉野家HD<9861>、リクルートHD<6098>などが下落している。
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