システムサポート Research Memo(7):クラウドインテグレーション事業がけん引し2026年6月期も高成長続く
*13:07JST システムサポート Research Memo(7):クラウドインテグレーション事業がけん引し2026年6月期も高成長続く
■今後の見通し
1. 2026年6月期の業績見通し
システムサポートホールディングス<4396>の2026年6月期の連結業績は、売上高が前期比18.8%増の32,000百万円、営業利益が同21.1%増の2,686百万円、経常利益が同20.3%増の2,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.2%増の1,737百万円と見込んでいる。クラウドインテグレーション事業を中心に旺盛な需要が続いており、サービス提供体制の強化に引き続き取り組むことで2ケタ増収増益を目指す。人材の採用については、2026年春の新卒社員で151名、中途採用で150名を計画している。予定どおり採用が進めば業績計画の達成は可能と弊社では見ている。
なお、2025年7月に広島県に本社を置くエコー・システムの全株式を取得し子会社化した。エコー・システムは創業35年の会社で、中四国、福岡、東名阪に事業拠点を置き、システム受託開発を中心に業種・用途特化型のパッケージシステムの開発・販売も手掛けるなど技術力に定評がある。2024年7月期の売上高は1,415百万円、営業利益は123百万円と黒字経営であり、2026年6月期の業績計画にも同程度の水準を織り込んでいるようだ。今回の子会社化によって今まで事業拠点がなかった中四国、福岡など西日本エリアでの事業拡大が可能となる。なお、のれんや償却期間についてはまだ確定していないが、初年度から利益ベースで貢献する可能性が高い。売上高の大半はシステムインテグレーション事業に、一部はプロダクト事業に計上される見込みだ。
事業セグメント別の売上計画は開示していないが、クラウドインテグレーション事業で前期比25%前後の増収、システムインテグレーションと事業アウトソーシングサービス事業でそれぞれ10%前後の増収、プロダクト事業で20%前後の増収を見込んでいるようだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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