日経平均は459円高でスタート、メルカリや東電力HDなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;37847.85;+459.23TOPIX;2668.09;+26.95
[寄り付き概況]
20日の日経平均は459.23円高の37847.85円と反発して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は236.77ドル高の40896.53ドル、ナスダックは245.05ポイント高の17876.77で取引を終了した。経済が急速な減速を回避しソフトランディングが可能との期待に買われ、寄り付き後、上昇。加えて、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁やミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、シカゴ連銀のグールズビー総裁が週末のインタビューで、相次いで9月の利下げに前向きな姿勢を示したことも支援し、段階的な利下げ期待に終日買いが先行した。半導体が支援し相場は終盤にかけ上げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.39%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.86%上昇と、ダウ平均(0.58%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=146円60銭台と、昨日15時頃と比べ1円30銭ほど円安・ドル高水準と、昨日午後に進んだ円高が一服していることも東京市場の安心感となった。一方、今週は、23日に衆参両院の閉会中審査で植田日銀総裁が利上げや株式市場の反応について説明する見込みで、また、同じく23日には国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されており、これらの内容を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、非鉄金属、保険業、輸送用機器、証券商品先物、電気・ガス業などが値上がり率上位、小売業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、メルカリ<4385>、東電力HD<9501>、レーザーテック<6920>、フジクラ<5803>、花王<4452>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、アシックス<7936>、東京海上<8766>、ダイキン<6367>、TOWA<6315>、ディスコ<6146>などが上昇。他方、7&iHD<3382>、パンパシHD<7532>、三井物
<8031>、日立<6501>、任天堂<7974>、三井E&S<7003>、新光電工<6967>などが下落している。
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