SIGG Research Memo(9):営業利益重視への転換や株主還元強化を評価、成長戦略第2フェーズの進捗に注目
*14:09JST SIGG Research Memo(9):営業利益重視への転換や株主還元強化を評価、成長戦略第2フェーズの進捗に注目
■SIGグループ<4386>の成長戦略
5. 弊社の視点
同社はシステム開発・情報サービス業界において、公共分野(政令指定都市向け人事給与システム、共済・年金システム、国民健康保険に関するシステム開発等)やエネルギー分野(送配電事業者の受付・託送システムの開発支援・保守等)といった分野に強みを持ち、独自のポジションを確立している。また成長戦略については、従来の長期ビジョンの売上高目標数値にやや過大感があったが、第1フェーズにおける課題を踏まえて第2フェーズ以降は営業利益重視の方針に転換した。さらに配当方針を変更して株主還元を強化した。弊社では、こうした独自ポジションの確立、営業利益重視戦略への転換、株主還元の強化を評価している。今後はグループシナジー創出によって利益率を持続的に高めることが課題となるが、良好な事業環境を背景とした成長戦略第2フェーズの進捗状況に注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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