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銘柄/投資戦略 2025/12/18 08:25 一覧へ

AI関連株中心に売り優勢か

*08:25JST AI関連株中心に売り優勢か [本日の想定レンジ]
17日のNYダウは228.29ドル安の47885.97ドル、ナスダック総合指数は418.14pt安の2
2693.32pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比735円安の48975円だった。本日は前日の米国市場で人工知能(AI)関連株中心に売られた流れを受けて、売りが優勢となりそうだ。前日は直近の下げが大きかったため、下値は限定的だった。心理的な節目の49000円を下値に、ローソク足は小陽線を形成した。国内メディアが18日、「米IT大手オラクルがAIデータセンター計画で資金調達に行き詰まっている」と報じたため、前日の米国市場では、AI関連の巨額投資に対する懸念が高まり、オラクル株が5%超下落するなどAI関連株が軒並み安となった。ナイトセッションの日経225先物も心理的な節目の4900円を割り込んでおり、本日東京市場は半導体関連や光ファイバー関連などを中心に売りが膨らみ、下値不安感が高まることも想定される。一方、米半導体大手マイクロン・テクノロジーが発表した2025年12月-26年2月期の売上高見通しは市場予想を上回る強気な予想を示し、時間外取引では5%超上昇しているため、AI関連株売りは軽微にとどまる可能性もあるなど、半導体株の動向に左右されることになりそうだ。ただ、本日から日銀の金融政策決定会合が始まるため、会合結果や植田和男日銀総裁の記者会見内容を確認したいと考える投資家も多いだけに全般は様子見ムードの強い展開に変化はないだろう。上値メドは、一目均衡表の基準線(49874.23円)心理的節目の51000円、11月11日の高値(51513円)、下値メドは、心理的節目の49000円や48500円、48000円などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限49500円-下限48500円

<SK>

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