東証グロ-ス指数は反落、終日マイナス圏で軟調推移
*17:03JST 東証グロ-ス指数は反落、終日マイナス圏で軟調推移
東証グロース市場指数 819.68 -2.15/出来高 1億8248万株/売買代金 1011億円東証グロース市場250指数 640.47 -2.34/出来高 8109万株/売買代金 718億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は反落、値上がり銘柄数は240、値下り銘柄数は306、変わらずは50。
本日のグロース市場は軟調な展開となった。前日9日の米国市場のダウ平均は3日続落。ダウは連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げや中国の景気支援計画への期待に一時買われたが、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクを警戒した売りに押され、下落に転じた。ナスダックも利益確定売りに加え、半導体のエヌビディアの下落が重しとなり指数を押し下げ、相場は終盤にかけて下げ幅を拡大した。
主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は下落してスタート。その後じりじりと下げ幅を広げた後は本日安値818ptを付けた。戻りも鈍く、終日マイナス圏で軟調もみ合い展開となった。米国株下落も為替の円安推移や中国経済政策期待などを材料にプライム市場はやや買い優勢で取引を開始したが、グロース市場に固有の材料が見当たらないなかやや蚊帳の外状態となった。
また、11日の米消費者物価指数発表を前にやや様子見姿勢が強まった可能性もあろう。
個別では、直近高値圏で推移していたアウトルックコンサルティング<5596>が急落して13%安に、直近大幅に上昇していたBTM<5247>は軟調な展開が続いて10%安となった。また、前日大幅に上昇したトラースOP<6696>が利食い売り優勢から9%安となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やジーエヌアイグループ<2160>
などが軟調に推移、値下り率上位には、GreenBee<3913>、ジェイドグループ<3558>、ARアドバンストテクノロジ<5578>などが顔を出した。
一方、高濃度の成長因子を抽出できる超音波破砕技術の開発に成功したWaqoo<4937>が24%高でストップ高に、25年1月期業績と配当予想を上方修正したアールプランナー<2983>が13%高となった。また、25年8月期11月度の直営店売上高速報を発表したINGS<245A>が4%高となった。時価総額上位銘柄では、カバー<5253>やアストロスケール<186A>などが堅調に推移、値上がり率上位には、フィスコ<3807>、シルバーエッグ・テクノロジー<3961>、ジィ・シィ企画<4073>などが顔を出した。
東証グロース市場Core指数では、GENDA<9166>、フリー<4478>、ジーエヌアイグループなどが下落した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3807|フィスコ | 202| 42| 26.25|
2| 4937|Waqoo | 1543| 300| 24.14|
3| 3961|シルバーエッグ | 916| 150| 19.58|
4| 4073|ジィ・シィ企画 | 922| 150| 19.43|
5| 6180|GMOメディア | 4880| 700| 16.75|
6| 4598|DELTA-P | 576| 80| 16.13|
7| 2983|アールプランナー | 1424| 174| 13.92|
8| 149A|シンカ | 844| 85| 11.20|
9| 4576|DWTI | 96| 9| 10.34|
10| 277A|グロービング | 6760| 530| 8.51|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5759|日本電解 | 59| -11| -15.71|
2| 5596|アウトルック | 1250| -203| -13.97|
3| 5247|BTM | 2625| -309| -10.53|
4| 6696|トラースOP | 363| -39| -9.70|
5| 3913|GreenBee | 630| -61| -8.83|
6| 3558|ジェイドG | 1570| -145| -8.45|
7| 5578|ARアドバンスト | 1387| -115| -7.66|
8| 4258|網屋 | 3275| -250| -7.09|
9| 3905|データセク | 694| -51| -6.85|
10| 4477|BASE | 320| -23| -6.71|
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