アクシス---2Q増収増益、システムサービス事業の売上高が順調に推移
*14:48JST アクシス---2Q増収増益、システムサービス事業の売上高が順調に推移
アクシス<4012>は7日、2025年12月期第2四半期(25年1月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比7.2%増の39.13億円、営業利益が同1.7%増の4.22億円、経常利益が同2.0%増の4.36億円、中間純利益が同3.1%増の2.82億円となった。
システムサービス事業の売上高は前年同期比7.7%増の37.07億円となった。当中間会計期間においては、ITコンサルや成長領域へのシフトを図るための積極的な人材投資の実施、ビジネスパートナーとの協業拡大等により、高収益案件の更なる受注強化を図ってきた。また、ネットワーク関連技術の高度化、クラウド環境下でのサービス提供やインフラ構築が拡大する中で、ネットワーク部門、クラウドビジネス部門を新設し、更なる受注拡大、サービス提供を行い、高収益化を図ってきた。この結果、航空関連案件の開発完了等により公共社会インフラ向け売上高は減少したが、新規開拓と既存案件の拡大を主因とした銀行向け売上高や情報通信業向け売上高が引き続き好調に増加した。
ITサービス事業の売上高は同0.1%増の2.06億円となった。当中間会計期間においては、危険運転時の詳細な映像を様々な角度から分析可能とするドラレコ対応を行うなど、リアルタイム運行管理システムKITAROサービスの機能拡充や、デジタルコンサルティングサービスの新規顧客開拓を進めた結果、サービス売上高は前中間会計期間と比べ増収となった。一方、同社のサービスノウハウを活用した他社サービス構築案件の開発・納品が完了した結果、技術支援売上高は減少し、前中間会計期間と比べ減収となった。
2025年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比15.6%増の85.93億円、営業利益が同16.3%増の9.19億円、経常利益が同10.2%増の9.35億円、当期純利益が同6.4%増の6.36億円とする期初計画を据え置いている。
また、同社は、2021年12月期より配当を開始し、増配を継続してきた。一時的な業績変動に左右されることなく、今後も継続して株主への積極的な利益還元を明確にするため、累進配当を導入することを発表した。
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