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市況・概要 2026/05/08 16:47 一覧へ

急騰の反動から利益確定売り先行も下げ渋る【クロージング】

*16:47JST 急騰の反動から利益確定売り先行も下げ渋る【クロージング】 8日の日経平均は3日ぶりに反落。120.19円安の62713.65円(出来高概算30億3000万株)で取引を終えた。前日に過去最大の上げ幅を記録したこともあり、反動から利食い売りが先行して始まり、日経平均は反落スタート。ただ、人工知能(AI)の成長期待は根強く、朝安の半導体関連株の一角が早い段階でプラスに転じたため、日経平均は前場中盤には62724.36円まで値を戻す場面もあった。しかし、週末要因もあって買いは続かず、その後はじりじりと水準を切り下げ、前場終盤には62137.95円まで下落した。後場に入ると、決算を発表したソニーG<6758>が切り返すなど、押し目買いも入り大引けにかけては緩やかな戻り歩調となった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が800を超え、全体の5割超を占めた。セクター別では、金属製品、サービス、その他製品、電気機器など9業種が上昇。一方、銀行、証券商品先物、海運、保険など24業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>などが堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、イビデン<4062>、信越化<4063>が冴えなかった。

前日の米国市場は、「イラン側に慎重な意見がある」などと伝わると、原油先物価格が上昇に転じ、主要株価指数は下落した。これが嫌気されたほか、前日に日経平均が大きく水準を切り上げた反動もあり、日経平均の下げ幅は一時700円に迫る場面があった。ただ、半導体企業の好業績とAI需要の底堅さが意識されるなか、半導体・AI関連株に押し目買いなどが入り、プラスに転じるものが増えると、日経平均も下げ幅を縮めた。個別では、ソニーGやIHI<7013>、クボタ<6326>、JFE<5411>など好決算銘柄への物色がみられた他、今期大幅な減益見通しを発表したトヨタ<7203>は売られた。

前日の3300円超上昇した割には小幅な反動にとどまっており、地合いは良好との声が聞かれている。米国とイランについては、目的を限定した攻撃からエスカレートしなければ相場が大きく崩れることはないとの見方が多いようだ。来週が決算シーズン本番ということになるが、大筋としては中東情勢の行方や企業決算を吟味しながらの値固め的な動きに変化はなさそうだ。

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