東証グロ-ス指数は小幅に4日続伸、概ね後場は底堅い動き、バイオ物色活発
*16:57JST 東証グロ-ス指数は小幅に4日続伸、概ね後場は底堅い動き、バイオ物色活発
東証グロース市場指数 848.64 +2.01 /出来高2億2417万株/売買代金1139億円東証グロース市場250指数 658.93 +1.48 /出来高1億7788万株/売買代金853億円
本日のグロース市場では、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数が小幅に4日続伸となった。値上がり銘柄数は261、値下り銘柄数は278、変わらずは46。
5日の米国市場でダウ平均は67.87ドル高の39375.87ドル、ナスダックは164.46ポイント高の18352.76で取引を終了。6月雇用統計が弱い経済を示し、寄り付き後、まちまち。ハイテクは、9月の利下げ期待が強まり、金利の低下を好感し買われ、続伸した。ダウは景気減速懸念が重しとなり軟調推移したのちハイテク株の上昇が支援し終盤にかけ上昇に転じ、ナスダックは連日で過去最高値を更新し終了。
東証グロース市場指数は上昇して始まったものの、朝方の買いが落ち着くと急速にマイナスに転じた。ただし、日経平均と同様に下げ幅を広げる展開とはならず、小幅マイナス圏での推移を維持すると前場の後半にはプラス圏を回復。大引けにかけてはやや上げ幅を縮めたものの、概ね後場は底堅い動きとなった。
個別では、24.33%高となったアイズ<5242>が上昇率トップに。短期資金の関心が向かったとみられる。期限までに四半期報告書が提出される可能性が高まったとの思惑からENECHANGE<4169>も急伸。セルシード<7776>は軟骨細胞シートに関する米国特許査定をきっかけに強い動きが続いている他、同じくバイオ銘柄のステラファーマ<4888>なども先週に続き強い値動きとなった。また、直近IPOのポストプライム<198A>も物色された。売買代金上位銘柄では、サンバイオ<4592>、ブライトパス<4594>などが買われた。その他値上がり率上位銘柄では、ジェイック<7073>、ソレイジア
<4597>、ココペリ<4167>などがランクイン。
一方、10.45%安となったカイオム<4583>が下落率トップに。第三者割当による新株予約権発行について発表し希薄化懸念が先行した。カイオムと同様にファンペップ<4881>も同じ材料で売りに押された。yutori<5892>は月次業績が嫌気されたもよう。売買代金上位銘柄では、カバー<5253>、ELEMENTS<5246>などが下落。その他値下がり率上位銘柄では、PRISMBio<206A>、アクアライン<6173>、ビートレンド<4020>がランクイン。
なお、東証グロース市場Core指数では、ウェルスナビ<7342>、シーユーシー<9158>、TKP<3479>などが上昇した一方、弁護士ドットコム<6027>、サンウェルズ<9229>、ispace<9348>などが下落。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5242|アイズ | 2555| 500| 24.33|
2| 4169|エネチェンジ | 238| 38| 19.00|
3| 7776|セルシード | 640| 100| 18.52|
4| 7073|ジェイック | 2520| 298| 13.41|
5| 4597|ソレイジア | 34| 3| 9.68|
6| 4167|ココペリ | 563| 44| 8.48|
7| 198A|ポストプライム | 1220| 95| 8.44|
8| 4888|ステラファーマ | 444| 34| 8.29|
9| 4168|ヤプリ | 795| 58| 7.87|
10| 3905|データセク | 1968| 128| 6.96|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4583|カイオム | 120| -14| -10.45|
2| 5892|yutori | 1746| -198| -10.19|
3| 4881|ファンペップ | 163| -18| -9.94|
4| 206A|PRISMBio | 520| -53| -9.25|
5| 6173|アクアライン | 421| -32| -7.06|
6| 4020|ビートレンド | 727| -53| -6.79|
7| 9229|サンウェルズ | 2470| -178| -6.72|
8| 186A|アストロスケール | 835| -59| -6.60|
9| 5246|ELEMENTS | 1721| -114| -6.21|
10| 9214|リカバリー | 1765| -116| -6.17|
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