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銘柄/投資戦略 2025/05/29 13:04 一覧へ

ガーデン Research Memo(4):主力は「壱角家」と「山下本気うどん」(2)

*13:04JST ガーデン Research Memo(4):主力は「壱角家」と「山下本気うどん」(2) ■ガーデン<274A>の事業概要

(3) ステーキ事業
「鉄板王国」「ステーキの王様」では、肉以外も国産米や新鮮な野菜など食材にこだわり、熱々の鉄板で好みの焼き加減に仕上げたステーキを、厳選した十数種類のスパイスや果実を独自にブレンドしたオリジナルソースとともに、リーズナブルな価格で提供している。「情熱のすためしどんどん」は、牛丼店から愛される街の丼屋に進化した業態で、独自に開発したニンニク醤油で炒めた豚バラを熱々のご飯に載せた丼などバリエーション豊富なメニューが特徴である。「MARZAC」は、気軽に立ち寄れる「ワイン食堂」をコンセプトに、ワインに合うイタリア料理やフレンチの技術を使った料理、和の食材を使った料理など、様々な料理をアラカルトで楽しめる業態だ。表参道「MARZAC」、中目黒「MARZAC7」の2店舗を展開している。

(4) 寿司事業
「回転寿司プレミアム海王」は、お台場のダイバーシティ東京プラザに店舗を構え、内外の観光客をターゲットとしている。季節感を大切に日本全国から厳選した新鮮で質の高い旬の食材を取り寄せ、握り寿司だけでなく創作寿司やおつまみなど豊富なメニューを提供している。「肉寿司/シン・ニクズシマン」は、「肉を美味しく食べる方法と、新しい価値の有る料理」をコンセプトに、馬・牛・豚・鶏・ホルモンなどあらゆる肉を最適な調理法で提供する肉料理専門の寿司店である。特に生肉の美味さが際立つ馬肉寿司、霜降り牛肉をジューシーに炙って仕上げる寿司、鶏を使いさっぱりした酢〆寿司など、様々に凝らした工夫やアイデアに特徴がある。

(5) フランチャイズ事業
「壱角家」「肉寿司」「元祖博多中州屋台とんこつラーメン 一竜」「山下本気うどん」に関しては、フランチャイズ方式を用いた事業を展開、スーパーバイザーによる経営指導と食材の卸売りを行っている。経営指導先のフランチャイジーが収益を確保できれば出店を加速する可能性が高まり、その際に同社はスケールメリットを享受できる仕組みである。「壱角家」は国内外でフランチャイズ加盟店が好調のようで、20店舗を超える規模に成長し、同社にスケールメリットが生じている状況だ。「山下本気うどん」はフランチャイズ加盟店の募集を2024年2月期より開始し、2025年5月に1号店「COCONO SUSUKINO」が開店した。ロイヤルティも徴収している「肉寿司」については、ブランドに陰りが出始めた頃にコロナ禍に見舞われたことから苦戦が続き、フランチャイズ店舗を大きく縮小した。足元では直営店がどの業態も好調なため、積極的にフランチャイジーの募集をしていないようで、当面の出店は既存オーナーによる出店が中心となる見込みである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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