中東紛争の早期停戦期待後退でリスク回避の動きへ
*08:25JST 中東紛争の早期停戦期待後退でリスク回避の動きへ
[本日の想定レンジ]
30日のNYダウは49.50ドル高の45216.14ドル、ナスダック総合指数は153.72pt安の20794.64pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比935円安の51115円だった。本日は、イラン紛争の長期化による供給混乱懸念が強まるなか、原油価格の上昇や前日の米国市場で半導体関連株が下落したことなどが嫌気され、売りが先行して始まることが予想される。前日は中東情勢の混迷からリスク回避の動きが強まり、日経平均は一時23日に付けた直近安値(50688円)を下回った。ローソク足は長い下ヒゲを伴う小陰線を形成し、ある程度下値での買い需要があることが確認される形となった。前日の米国市場は高安まちまちだったが、半導体関連株が売られ、SOX指数は4%を超える下落となった。また、トランプ米大統領は30日、イランと「軍事作戦を終結させるため、真剣な協議を行っている」と自身のSNSに投稿した一方、「ホルムズ海峡が再開されないなら、イランの発電所と油田、カーグ島、淡水化プラントを破壊する」と脅すなど、楽観論と悲観論が交錯している。これまでもこうした状況が続いており、市場では「停戦合意に向けて交渉が着実に進捗(しんちょく)しているより明確な発言などが欲しい」との見方が多く、先行き不透明さが引き続き相場の重しになるだろう。また、原油価格も再び1バレル=100ドル台に乗せてきており、原材料コストの上昇による収益悪化に対する懸念に加え、世界的なインフレ再燃による景気減速への警戒感も残る。ナイトセッションの日経225先物は1000円近く下落して終わっており、投資家のリスク回避姿勢に変化なく、目先は下値を探る展開が続くことになると思われる。一方、本日は日経平均の銘柄入れ替えに伴う需給イベントが控える。入れ替えに伴う買い需要は約3800億円、売り需要は約5700億円と試算されている。この差額の約1900億円が他銘柄へ配分されるため、大引けにかけて日経平均に採用される銘柄全体に薄く広い買い需要が想定されるがものの、影響は限定的と思われる。上値メドは、心理的な節目の52500円、53000円、75日移動平均線
(53485円)、下値メドは、心理的な節目の51000円や50000円、49000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限51500円-下限50000円
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