トレードワークス---2Qは2ケタ増収、案件の獲得拡大やセキュリティ課題解決、技術開発などの施策を積極的に推進
*11:57JST トレードワークス---2Qは2ケタ増収、案件の獲得拡大やセキュリティ課題解決、技術開発などの施策を積極的に推進
トレードワークス<3997>は9日、2024年12月期第2四半期(24年1月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比20.7%増の19.39億円、営業損失は1.88億円(前年同期は0.25億円の損失)、経常損失は1.89億円(同0.21億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失は1.94億円(同0.16億円の損失)となった。
金融ソリューション事業の売上高は前年同期比8.4%減の12.47億円となった一部案件のリリース延期により、売上が計画をやや下回る結果となったが、米国株ネット取引システム及び積立NISA等の受注状況は順調に推移している。
FXシステム事業の売上高は同20.5%増の0.94億円となった。主力の「TRAdING STUDIO」のスマートフォンアプリの開発の遅れにより売上は減少したものの、引き続きCFD(差金決済)システムサービスの提供は順調に推移した。
デジタルコマース事業の売上高は0.94億円となった。「API脆弱性診断サービス」としてWebアプリケーション自動診断サービス「SecuAlive」をはじめ、大規模システム及びネットワーク診断サービスなど、多岐にわたって脆弱性診断サービスの提供に取り組んでいる。また、当中間会計期間よりセキュリティ診断サービス事業においては、大手クラウドサービス等に対する脆弱性診断のサービスを開始した。ネット証券取引システムセキュリティ対策で有した豊富な技術知見をもとに、セキュリティエンジニアによるクラウド設定不備の検出や運用中に発生した脆弱性アラートの原因を特定し、安全な解決策及び運用サポートを行うサービスの提供は順調に推移している。また、メタバースソリューション事業においては学校法人などの教育機関及び金融機関への共同利用型及び専用型のメタバースアプリの拡販を積極的に取り組んでいる。
ソフトウエア受託開発及びITコンシェルジュサービス事業の売上高は同4.5%増の1.16億円となった。主たる売上先となる生産管理分野へ開発業務のサービス提供が順調に推移した。
基幹サーバー・ネットワーク設計及び構築、システム運用のコンサルティング事業の売上高は3.87億円となった。官公庁・金融向けパッケージソフト、電力・ガス等のエネルギー分野及び医療分野へのシステムサービスの提供は引き続き堅調に推移した。
2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比17.2%増の44.00億円、営業利益が同475.4%増の1.80億円、経常利益が同336.4%増の1.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.10億円とする期初計画を据え置いている。
<SO>