東証グロ-ス指数は続伸、AIサービス関連銘柄など活発に物色
*16:38JST 東証グロ-ス指数は続伸、AIサービス関連銘柄など活発に物色
東証グロース市場指数 844.53 +10.24/出来高 1億8641万株/売買代金 1298億円東証グロース市場250指数 655.99 +8.28/出来高 1億1481万株/売買代金 1025億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって続伸。値上がり銘柄数は361、値下がり銘柄数は201、変わらずは40。
前日28日の米株式市場でダウ平均は続伸。中国の「ディープシーク」への脅威を受けた売りが行き過ぎとの見方にハイテクが買い戻された。一方、消費者信頼感指数が予想外に悪化したため相場は一時下落に転じたが、ハイテクの買戻しが続き相場全体の上昇をけん引した。
今日のグロ-ス市場は上値はやや重いものの底堅い展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は1.54%高となった。米株式市場で一昨日に3%を超す下げとなったナスダック総合指数が昨日は2%
強の反発となり、新興市場で安心感が広がった。また、当初は脅威と受け止められた「ディープシーク」について、将来、AIを低コストで利用できる可能性が広がるとの見方が広がり、新興市場でAIサービスを提供する銘柄に投資資金が向かうなど、物色意欲の強さも見せた。
個別では、通期予想の営業利益に対する第1四半期の進捗率が83.3%となったマクアケ<4479>、「GPT-4」上回る性能に到達した小型化モデルが引き続き材料視されたABEJA<5574>、「ディープシーク」によるAIコスト低下の思惑からAI/DXプロジェクトを手掛けるエクサウィザーズ<4259>、75日線を上抜け先高観が高まったフィーチャ<4052>が上げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やGENDA<9166>が上昇。値上がり率上位には、レナサイエンス<4889>、令和AH<296A>などが顔を出した。
一方、イノベーション<3970>と資本業務提携に向けた協議開始で前日ストップ高となったシャノン<3976>、27日高値で達成感が意識された総医研<2385>、25日線を割り込み見切り売りが出たオキサイド<6521>、前日大幅高となったHOUSEI<5035>が下げた。時価総額上位銘柄では、インテグラル<5842>やグロービング<277A>が下落。値下がり率上位には、フィスコ<3807>、イーディーピー<7794>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4889|レナサイエンス | 2025| 400| 24.62|
2| 5574|ABEJA | 2787| 500| 21.86|
3| 296A|令和AH | 539| 80| 17.43|
4| 278A|テラドローン | 4940| 660| 15.42|
5| 4255|THECOO | 773| 100| 14.86|
6| 5243|note | 1290| 158| 13.96|
7| 4564|OTS | 29| 3| 11.54|
8| 5858|STG | 3325| 305| 10.10|
9| 4259|エクサウィザーズ | 503| 46| 10.07|
10| 2586|フルッタ | 188| 16| 9.30|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3807|フィスコ | 192| -22| -10.28|
2| 6521|オキサイド | 1364| -148| -9.79|
3| 7794|イーディーピー | 615| -63| -9.29|
4| 5028|セカンドサイト | 370| -33| -8.19|
5| 3070|ジェリービーンズG | 131| -10| -7.09|
6| 219A|ハートシード | 2038| -152| -6.94|
7| 5618|ナイル | 335| -25| -6.94|
8| 5035|HOUSEI | 438| -27| -5.81|
9| 2385|総医研 | 188| -11| -5.53|
10| 4240|クラスターT | 265| -15| -5.36|
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