個人投資家・有限亭玉介:インバウンド期待で旅行関連と業績期待の個別株に注目【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:インバウンド期待で旅行関連と業績期待の個別株に注目【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年4月6日14時に執筆
インバウンドという言葉も一般的になり、訪日外国人が過去最高という字面を何度ニュースで見たかわかりませんな。日本はいつかは行きたい夢の観光地というブランドイメージも強く、25年も「過去最高」という題目のニュースを目にする事となりそうです。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
2024年の訪日外国人はおよそ3687万人との事で、最高だった2019年を500万人上回ったとの事です。今はちょうどお花見シーズンですので、日本人と同様に外国人観光客も桜を見に日本を訪れております。トランプ関税ショックで多少円高へは振れたものの、まだまだ円安と言える水準ですし、外国人からは日本の物価は激安に感じるでしょう。
観光地でもない地域のディスカウントストアやレストランでも、大きなバッグを持った外国人観光客を散見するようになったので、やはり過去最高という数字は伊達じゃないですねぇ。コロナで経営に打撃を受けたレジャー業界などは、その損失を埋め合わせるような勢いで利益を拡大しております。
単純に京都や大阪などの観光地を訪れたいという人達もいれば、本場のラーメンやレストランで日本の食事を楽しみたいという観光客もおり、その嗜好は多様化しているようです。観光に利用される鉄道などは単純に利用者が増えれば売上も上がるでしょうし、レストランやホテル、レジャー施設なども言葉やマナーの障壁をクリアしていければ万々歳でしょう。
長きに渡り増税を推進するも少子化に消極的な政権運営による人手不足が影響し、単純に観光客が増えれば利益が増えるというわけではないかもしれませんが、旅行・レジャー業界が日本における数少ない成長産業である事は違いないです。今回はここ最近で物色されている旅行関連株をチェックして参ります。
まずは旅行関連の代表格と言えるエイチ・アイ・エス<9603>です。雇用調整助成金の不正受給問題で延期していた決算の発表(大幅増益)を経て買いが入った模様です。それを受けて岩井コスモ証券は同社のレーティングをAに格上げし、目標株価を2000円に設定しました。チャート(日足)はトランプ関税ショックを経て乱高下していますが、再び底値圏から上昇トレンドへと移行できるか監視中です。
海外・国内の現地体験型オプショナルツアー専門の予約サイト運営するベルトラ<7048>は、中期経営計画が好感されております。日本人向けマーケティング&テクノロジー部門を強化し収益力を向上させる方針で、25年12月期は黒字転換する予想です。チャート(日足)も底値圏から反発を確認しております。
韓国系でアジアや欧米からのインバウンド手配旅行業を展開するHANATOUR JAPAN<6561>も、25年12月期は業績好調な様子。関税ショックで再び底値圏まで株価は叩き落されましたが、再度持ち直す事に期待しております。
今年2月のIPOであるブッキングリゾート<324A>は、宿泊施設の集客支援事業と直営宿泊事業を手掛ける企業ですな。上場後からのチャート(日足)は下落基調ながらも、業績はしっかり黒字着地しております。今後は底値圏から切り返してトレンド転換できるか注視したいところです。
そしてAI関連からもピックアップ。3月12日に発表したpluszero<5132>は、AIを活用したソリューションが好調との事。DX需要を取り込んで、業績も最高益を更新しております。こちらも関税ショックの後も切り返して上昇トレンドを形成できるか監視中。
最後は組込み型や電力制御を主力とする独立系システム会社の日本プロセス<9651>です。3月31日の決算は上方修正に加えて増配が好感されました。衛星画像関連や危機管理関連、発電所監視制御システムや在来線の運行管理システムなど幅広い業界に活用されており、受注も好調との事。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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