東証グロ-ス指数は大幅反発、米ハイテク株高を受けて買い優勢に
*17:03JST 東証グロ-ス指数は大幅反発、米ハイテク株高を受けて買い優勢に
東証グロース市場指数 894.32 +13.40 /出来高 1億1988万株/売買代金1160億円東証グロース市場250指数 705.64 +11.36 /出来高7759万株/売買代金902億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに大幅反発。値上がり銘柄数は378、値下り銘柄数は158、変わらずは25。
8日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は216.90ドル高(+0.58%)の37683.01ドル、ナスダックは319.70ポイント高(+2.20%)の14843.77、S&P500は66.30ポイント高(+1.41%)の4763.54ポイントで取引を終了した。航空機メーカーのボーイングの下落が重しとなり、寄り付き後はまちまち。ただ、携帯端末アップルや半導体エヌビディアの上昇に加えて、長期金利の低下で、ナスダックは終日堅調に推移し相場全体を支えた。終盤にかけて、ハイテクが上げ幅を一段と拡大。さらにボーイングの下げ幅縮小に連れてダウも大きく上昇に転じ終了した。
良好な外部環境を材料に、グロース市場は買い優勢で取引を開始。東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに上げ幅を拡大する強い展開となった。時間外の米10年債利回りが4.0%台で推移したことが影響して、買い一巡後の上値は重くなったものの、大引けまでしっかりとした推移が見られた。
個別では、短期資金が流入しAmazia<4424>がストップ高となったほか、データセクション<3905>、ITbookHD<1447>も引き続き買われた。時価総額上位銘柄では、BASE<4477>、ジーエヌアイグループ<2160>が買われた。値上がり率上位には、イーディーピー<7794>、ナルネット<5870>、フルッタフルッタ<2586>が名を連ねた。
一方、足元の上昇が目立っていたウェルプレイドR<9565>と同社の筆頭株主であるカヤック<3904>が売り優勢となった。また、ベビーカレンダー<7363>も売られた。時価総額上位銘柄では、ウェルスナビ<7342>、カバー<5253>が弱い。値下がり率上位には、バンクオブイノベ<4393>、サンバイオ<4592>がランクイン。
東証グロース市場Core指数では、BASE、ジーエヌアイグループのほか、GENDA<9166>、ライフネット<7157>、ispace<9348>が買われた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 7794|イーディーピー | 1934| 400| 26.08|
2| 4424|Amazia | 396| 80| 25.32|
3| 5870|ナルネット | 1005| 150| 17.54|
4| 4011|ヘッドウォータ | 8990| 1270| 16.45|
5| 4056|ニューラル | 1219| 163| 15.44|
6| 9236|ジャパンM&A | 3490| 390| 12.58|
7| 3905|データセク | 414| 44| 11.89|
8| 2586|フルッタ | 42| 4| 10.53|
9| 1447|ITbookHD | 344| 31| 9.90|
10| 3187|サンワカンパ | 501| 41| 8.91|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 9565|ウェルプレイドR | 1818| -345| -15.95|
2| 7363|ベビーカレンダー | 1715| -216| -11.19|
3| 2402|アマナ | 72| -8| -10.00|
4| 4598|DELTA-P | 940| -70| -6.93|
5| 4393|バンクオブイノベ | 4420| -290| -6.16|
6| 3904|カヤック | 760| -48| -5.94|
7| 5616|雨風太陽 | 1817| -98| -5.12|
8| 4592|サンバイオ | 714| -36| -4.80|
9| 4896|ケイファーマ | 661| -32| -4.62|
10| 7091|LPF | 1445| -70| -4.62|
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