TDCソフト---3Qも2ケタ増収増益、各事業分野が堅調に推移
*18:49JST TDCソフト---3Qも2ケタ増収増益、各事業分野が堅調に推移
TDCソフト<4687>は12日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.3%増の322.87億円、営業利益が同31.7%増の38.36億円、経常利益が同16.6%増の39.21億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同17.1%増の26.53億円となった。
当第3四半期累計期間において、各事業分野は堅調に推移し売上高は計画を上回り増収を達成した。利益面では、増収効果及び継続してプロジェクトパフォーマンス評価機能の活用等によるプロジェクトマネジメントの徹底で、各プロジェクトにおいて計画通りの収益確保に努め増益を確保した。
ITコンサルティング&サービスの売上高は前年同期比12.2%増の54.92億円となった。顧客のDX推進に向けたIT戦略やシステム化構想の立案、技術コンサルティング、最新の技術や開発手法の教育サービスの提供や、自社開発のクラウドアプリケーションの提供、BI/DWH/ERP/CRM等のソリューションサービスの提供を行っている。当期は、クラウドマネージドサービス関連のSaaSソリューションサービス案件が堅調に推移した。
金融ITソリューションの売上高は同10.0%増の142.36億円となった。金融業向けにシステム化構想・設計・開発・保守などの統合的なITソリューションの提供を行っている。当期は、銀行関連のシステム開発案件等が堅調に推移した。
公共法人ITソリューションの売上高は同14.7%増の86.85億円となった。流通業、製造業、サービス業や公共向けにシステム化構想・設計・開発・保守などの統合的なITソリューションの提供を行っている。当期は、運輸業、自動車業向けの開発案件や旅行業向けの開発案件等が堅調に推移している。
プラットフォームソリューションの売上高は同16.1%増の38.72億円となった。ITインフラの環境設計、構築、運用支援、ネットワーク製品開発、ネットワークインテグレーション等の提供を行っている。当期は、通信関連や官公庁向けクラウド関連のインフラ構築案件が堅調に推移した。
2025年3月期通期については、売上高が前期比10.8%増の440.00億円、営業利益が同24.7%増の47.50億円、経常利益が同14.0%増の48.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.5%増の32.60億円とする11月7日に上方修正した業績予想を据え置いている。
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