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銘柄/投資戦略 2025/06/17 14:10 一覧へ

PBシステムズ Research Memo(10):安定配当と自己株式取得で株主還元を充実、成長と還元の両立へ

*14:10JST PBシステムズ Research Memo(10):安定配当と自己株式取得で株主還元を充実、成長と還元の両立へ ■株主還元

ピー・ビーシステムズ<4447>は、株主に対する利益還元を経営上の重要課題の1つと位置付ける一方、さらなる拡大を目指す成長過程にあるため、経営体質の強化及び将来の事業展開のための内部留保の充実に重点を置く方針を取っていたが、足元の業績から株主への利益還元が可能と判断し、2024年9月期に初めて1株当たり10円の期末配当を実施した(配当性向は25.0%)。2025年9月期については10~12.5円の配当を計画する。

また、配当以外の還元として自社株買いについても2023年9月期以降加速しており、2025年5月15日付で新たに発行済み株式数(自己株式を除く)の3.29%に当たる20万株、1.5億円上限の自社株買いも発表している(取得期間:2025年5月16日~8月31日)。新KGI「2030年9月期までにROE30%を達成、維持継続」を意識した動きと弊社では見ており、同社が決算説明資料のなかで明示している「稼ぐ力の増強」と「株式価値向上」を実現することで、今後株主還元を徐々に強化してくるものと期待している。実際、福岡証券取引所Q-Board上場時の2019年9月期売上高1,778百万円から2025年9月期(計画)の3,420百万円は約1.9倍、営業利益では154百万円から380百万円と約2.5倍という持続的な成長を見せていることを踏まえれば、違和感のないところだろう。

また、投資家に企業理解を深めてもらい、中長期的に株式を保有してもらうことを目的として、毎年9月30日現在の株主名簿に記載または記録された株主を対象とする株主優待制度も導入している。2024年9月期については、以下の内容で実施した。なお、優待内容は今後変更される可能性がある(毎年8月頃に優待内容について開示)。

● 2024年9月期の優待内容
保有株式数:100株以上500株未満…優待内容:QUOカード500円分、特製カレンダー1冊
保有株式数:500株以上1,000株未満…優待内容:QUOカード2,000円分、特製カレンダー1冊
保有株式数:1,000株以上5,000株未満…優待内容:QUOカード3,000円分、特製カレンダー1冊
保有株式数:5,000株以上10,000株未満…優待内容:QUOカード5,000円分、特製カレンダー1冊
保有株式数:10,000株以上…優待内容:QUOカード10,000円分、特製カレンダー1冊

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

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