クリレスHD---3Q増収・2ケタ増益、長年培ってきた変化対応力により更なる飛躍に向けて推進
*17:02JST クリレスHD---3Q増収・2ケタ増益、長年培ってきた変化対応力により更なる飛躍に向けて推進
クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は14日、2025年2月期第3四半期(24年3月-11月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年同期比6.4%増の1,154.03億円、営業利益が同23.8%増の71.34億円、税引前利益が同22.1%増の65.69億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同21.4%増の47.35億円となった。
売上収益は、順調な既存店に加え、M&Aで新たにグループ入りした「ワイルドフラワー」と「えびそば一幻」の連結貢献もあり増収となった。営業利益については、増収効果に加え、適正価格化の継続により原材料価格の高騰及び人件費の上昇を吸収し増益となった(通期予想進捗率:76.7%)。
同社は、2024年5月に創業25周年を迎え、長年培ってきた変化対応力を武器に、引き続き更なる飛躍を目指している。具体的には、グループ連邦経営進化の一環として、グループ横断的な組織再編に取り組んでいる。各事業領域におけるナレッジ集約による専門性の強化及び人財交流の促進を目的に、2024年6月1日付けでダイニング事業領域のLG&EW社をクリエイト・ダイニング社に吸収合併した。更に、コントラクト事業領域においては、2024年9月1日付けで、KRフードサービス社のコントラクト事業をクリエイト・レストランツ社に分割承継することで、人財配置の効率化を含め、コントラクト事業の更なる発展を目指していくとしている。
また、成長戦略の柱の1つである「アフターコロナを見据えたポートフォリオの見直し」の取り組みとして、米国アリゾナ州において「ワイルドフラワー」ブランドを展開するベーカリーレストラン事業を Wildflower Bread Company LLC から2024年9月3日付けで譲り受けた。これは、「日常」「定番」「地域密着」をキーワードに、アフターコロナを見据えたポートフォリオの強化を目的とし、米国での更なる事業拡大を目指している。国内においても、本成長戦略に資する事業として北海道札幌を代表するラーメン店「えびそば一幻」を運営する一幻フードカンパニー社を2024年10月1日付けで連結子会社とした。
新規出店等に関しては、しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ菜」や「MACCHA HOUSE 抹茶館」、ベーカリー「サンヴァリエ」、海鮮居酒屋「磯丸水産」、大衆酒場「五の五」といったコアブランドを中心に出店した。また、ゴルフ場内レストランやJA全農とのコラボによる業務受託店舗も積極的に出店した。そのほか、ネクストコアブランド候補として、韓国料理「シクタン」、もんじゃ焼き「まるもん」といった新業態を開発し、既存店舗の業態変更に取り組んだ。その結果、グループ全体では24店舗の新規出店、14店舗の業態変更、契約満了を中心に28店舗の退店を実施した一方、「ワイルドフラワー」16店舗及び「えびそば一幻」10店舗を連結対象に加えたことにより、当第3四半期末における業務受託店舗等を含む連結店舗数は1,131店舗となった。
2025年2月期通期については、売上収益が前期比7.0%増の1,560.00億円、営業利益が同31.4%増の93.00億円、税引前利益が同31.2%増の87.00億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同21.0%増の61.00億円とする2024年10月11日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
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