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銘柄/投資戦略 2025/02/18 10:42 一覧へ

タクマ---3Qは増収・2ケタ増益、通期予想の上方修正及び期末配当の増配を発表

*10:42JST タクマ---3Qは増収・2ケタ増益、通期予想の上方修正及び期末配当の増配を発表 タクマ<6013>は14日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。受注高は前年同期比41.5%増の1956.44億円、売上高は同1.5%増の1,063.95億円、営業利益は同39.0%増の87.09億円、経常利益は同31.6%増の93.36億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同46.4%増の72.42億円となった。

環境・エネルギー(国内)事業は、ごみ処理プラントのDBO事業(建設・運営事業)2件、基幹改良工事1件、バイオマス発電プラントの新設3件、下水汚泥焼却発電プラント1件などを受注し、受注高は前年同期に比べ566.42億円増加の1,716.74億円となった。主にEPC(設計・建設)事業における案件構成の変化により売上高は前年同期比36.97億円減の794.57億円となったものの、前期に計上した一般廃棄物処理プラント(アフターサービス)のO&Mにおける対策費用の影響解消やアフターサービスの増加等により営業利益は同17.59億円増の83.09億円となった。

環境・エネルギー(海外)事業は、受注高は新設プラント案件の追加受注があった前年同期に比べ2.46億円減少の15.87億円となった。受注済みプラントの進捗等により売上高は前年同期比24.90億円増の41.42億円、営業利益は同7.58億円増の8.01億円となった。なお、営業利益のうち約2億円は、海外子会社との取引高消去に伴う為替換算差額によるものであり、同額が営業外費用の為替差損として調整されている。

民生熱エネルギー事業は、需要は緩やかな回復傾向が継続し、受注高は前年同期に比べ14.63億円増加の163.27億円となった。受注済み案件の進捗等により売上高は前年同期比7.57億円増の142.71億円、営業利益は同1.92億円増の10.88億円となった。

設備・システム事業は、受注高は建築設備、半導体産業用設備のいずれも減少し、前年同期に比べ3.41億円減少の64.16億円となった。主に受注済みの建築設備工事の進捗により売上高は前年同期比20.45億円増の88.74億円となった一方で、案件構成の変化により営業利益は同1.13億円減の5.08億円となった。

2025年3月期通期の連結業績予想については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比0.6%増(前回予想比4.9%増)の1,500.00億円、営業利益が同32.0%増(同20.5%増)の135.00億円、経常利益が同25.4%増(同16.7%増)の140.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.7%増(同17.0%増)の103.00億円としている。

また、2025年3月期の期末配当金を前回予想から10.00円増配の38.00円とすることも発表した。これにより1株当たり年間配当金は66.00円(前期比18.00円増配)となる。

あわせて、同社は同日付で100億円を上限とした自己株式の取得と消却に関する適時開示を行っている。取得期間は2025年2月17日から2026年2月16日まで。 <ST>

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