注目銘柄ダイジェスト(前場):シュッピン、レノバ、日駐など
*11:36JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):シュッピン、レノバ、日駐など
セーレン<3569>:2487円(+107円)
大幅続伸。先週末に提出された大量保有報告書によると、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが6.28%を保有する大株主になったことが明らかになっている。保有目的としてはポートフォリオ投資とされている。オアシス・マネジメントはアクティビストとして知られており、直近でも国内ドラッグストア業界の再編を促す役割を果たしている。同社に関しても思惑が高まる展開になっているようだ。
日駐<2353>:214円(+11円)
大幅反発。先週末に24年7月期の決算を発表している。営業利益は64.6億円で前期比4.2%増となり、従来予想の70億円は下振れる着地になっている。前期に発生した一過性の不動産売却による影響を除くと、実質的には2ケタ成長であったもよう。25年7月期は70億円で同8.3%増の見通しとインパクトは乏しいが、年間配当金は同1.5円増の7.0円を計画しており、ポジティブに捉えられているようだ。
日本ハウスHD<1873>:356円(+14円)
大幅続伸。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は7.2億円で、据え置きの上半期計画11.8億円に対する進捗率は60.9%と好進捗の形に。前期は決算期変更で6カ月決算となっているが、前年同期の営業利益は3.5億円の水準であったため、倍増以上となる形にも。住宅事業について、受注減少で売上高は減収となっているものの、原価低減及び経費節減によって収益性が向上しているようだ。
レノバ<9519>:927円(-76円)
大幅続落。先週末は取引時間中に大型バイオマス発電所の営業運転開始時期の変更を発表し、後場から売り優勢の展開となっていたが、本日は全体地合いの悪化も加わって、一段と下げ幅を広げる動きとなっている。持分法適用会社である御前崎港バイオマスエナジーが保有するバイオマス発電所は10月中の運転開始を予定していたが、安定稼働に向けたボイラ・タービン設備の最終調整に時間を要し、25年3月中に開始時期を変更している。
シュッピン<3179>:1168円(-152円)
大幅反落。先週末に8月の月次動向を発表している。単月売上高は前年同月比6.0%増となっているが、3月以降は2ケタの成長が続いていたほか、6月、7月は2割超の増収率となっていたため、想定以上の伸び鈍化としてネガティブに捉えられる状況となっている。主軸のカメラ事業は引き続き好調に推移したものの、時計事業、ならびに免税売上については為替などの影響もあって、軟調な推移となったようだ。
地域新聞社<2164>:342円(-9円)
続落。6日の取引終了後に株主優待制度の導入を発表した。毎年2月末(第2四半期末)、8月末(期末)時点の株主名簿に記載又は記録された、1単元(100株)以上の株式を保有している株主が対象で、「株主友の会」に登録することで「ちいきの逸品」の販売商品が20%OFFとなる。なお、初回は24年7月11日時点の株主名簿に記載又は記録された、1単元(100株)以上の株式を保有している株主を対象とする。ただ、株価は地合いの悪さに押され売りが優勢となっている。
yutori<5892>:2350円(+26円)
反発。8月月次KPIを発表した。全社売上高は前年同月比21.1%増と増収基調が続いている。ブランド別では、「9090」が引き続き牽引したほか、「camphor wood」が売上を伸ばした。8月単月の予算に対しては、4.5%上回る着地となり、台風の影響で複数の店舗において休業した日があったものの、予算に基づき順調に進捗した。
エッジテクノロジ<4268>:637円 カ -
ストップ高買い気配。取締役会において、千葉銀行による普通株式及び新株予約権に対する公開買付けに関する賛同の意見表明及び応募推奨することを決議したと発表し、好材料視されている。買い付け期間は9月9日から10月23日まで、買付け価格は普通株式1株につき841円で、6日終値を56.6%上回る。上記取締役会決議は、公開買付者が本公開買付け及びその後の一連の手続を経て、同社を公開買付者の完全子会社とすることを企図していることや同社株式が上場廃止となる予定であることを前提として行われた。
<ST>