東証グロ-ス指数は大幅続落、売り一巡後は25日移動平均線が下支え
*17:04JST 東証グロ-ス指数は大幅続落、売り一巡後は25日移動平均線が下支え
東証グロース市場指数 888.35 -12.11 /出来高 1億4569万株/売買代金1713億円東証グロース市場250指数 702.40 -9.64 /出来高1億2263万株/売買代金1598億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに大幅続落。値上がり銘柄数は105、値下り銘柄数は425、変わらずは28。
1月31日の米国株式市場は下落。ダウ平均は317.01ドル安(-0.82%)の38150.30ドル、ナスダックは345.88ポイント安(-2.23%)の15164.01、S&P500は79.32ポイント安(-1.61%)の4845.65で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を控え様子見気配が強まり、寄り付き後はまちまち。FRBがFOMCで市場の予想通り4会合連続で金利据え置きを発表、利下げの可能性が明確化されなかったため早期利下げ期待が後退し売りが先行した。終盤にかけてパウエルFRB議長がFOMC後の会見にて、現時点で3月の利下げの可能性がベースシナリオではないとの委員会の考えを指摘すると下げ幅を拡大し終了した。
米国株の下落を受けて、東証グロース市場も売り優勢で取引を開始した。東証プライム市場の決算発表銘柄に投資家の関心が向かう一方、QPS研究所<5595>が東証上場全銘柄中6番目(NF日経レバを除く)の売買代金(859億円)と大商いに。また、東証グロース市場コアも高安まちまちではあったが、押し目を狙う動きなどが入り売買代金は増加。大幅安ではあるが、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに25日移動平均線で下げ渋るなど底堅さは感じられる形状となった。
個別では、アライドアーキ<6081>が売り継続となったほか、SBIリーシング<5834>
もさえない。時価総額上位銘柄では、ウェルスナビ<7342>、アドベンチャー<6030>
が売られた。値下がり率上位には、ファンデリー<3137>、メドレックス<4586>がランクイン。
一方、企業内人材育成のエナジースイッチを子会社化と発表したアルー<7043>が上昇したほか、Amazonでのコンサルティング事業と広告運用事業を開始した売れるネット広告<9235>も急騰。時価総額上位銘柄では、シーユーシー<9158>、GENDA<9166>が上昇。値上がり率上位では、ABEJA<5574>、モンスターラボ<5255>が名を連ねた。
東証グロース市場Core指数では、シーユーシー、GENDAのほか、ispace<9348>、BASE<4477>が買われた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5574|ABEJA | 4055| 700| 20.86|
2| 3542|VEGA | 606| 100| 19.76|
3| 9235|売れるネット広告 | 1030| 150| 17.05|
4| 7043|アルー | 1049| 141| 15.53|
5| 4597|ソレイジア | 48| 4| 9.09|
6| 5136|tripla | 2134| 149| 7.51|
7| 4262|ニフティライフ | 904| 63| 7.49|
8| 5255|モンスターラボ | 360| 25| 7.46|
9| 5595|QPS研究所 | 1881| 119| 6.75|
10| 4428|シノプス | 1190| 72| 6.44|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6081|アライドアーキ | 310| -80| -20.51|
2| 7046|TDSE | 1901| -309| -13.98|
3| 3622|ネットイヤー | 533| -66| -11.02|
4| 3137|ファンデリー | 295| -35| -10.61|
5| 4586|メドレック | 149| -16| -9.70|
6| 4575|CANBAS | 813| -69| -7.82|
7| 2479|ジェイテック | 259| -20| -7.17|
8| 9522|リニューアブルJ | 1195| -91| -7.08|
9| 5033|ヌーラボ | 1149| -87| -7.04|
10| 9565|GLOE | 2414| -179| -6.90|
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