テノックス---3Qは2ケタ増収・大幅な増益、建設事業が引き続き好調を維持
*17:24JST テノックス---3Qは2ケタ増収・大幅な増益、建設事業が引き続き好調を維持
テノックス<1905>は7日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比25.2%増の188.61億円、営業利益が同228.0%増の10.34億円、経常利益が同191.3%増の10.47億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同132.1%増の6.61億円となった。
建設事業の売上高は前年同期比24.8%増の186.88億円、セグメント利益は同168.4%増の11.33億円となった。主に工場関連や物流施設の大型の地盤改良工事が減少したものの、前期に引き続き、鉄道などのインフラ関連の大型の杭工事が増加したことから、増収となった。また、利益については、地盤改良工事の着工時期の遅れなどに伴う工事の減少、全般的な労務費の上昇の影響があったが、施工効率の向上や契約条件の最適化等の営業活動の取り組み、大型の杭工事が寄与したことなどにより、大幅な増益となった。
土木建築コンサルティング全般等事業の売上高は同94.6%増の1.53億円、セグメント損失は1.05億円(前年同期は1.13億円の損失)となった。主に実験・試験業務および解析業務が増加したことにより、増収となった。また、利益については、労務費などの増加の影響もあり損失となった。
その他の事業は、川崎市に所有している不動産の賃貸により、売上高は同0.1%減の0.19億円、セグメント利益は同0.5%増の0.06億円となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比23.7%増の250.00億円、営業利益は同70.8%増の8.90億円、経常利益は同66.7%増の9.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同67.5%増の6.50億円とする期初計画を据え置いている。
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