今日の為替市場ポイント:日米金利差を意識してドル売りは抑制される可能性
*07:51JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差を意識してドル売りは抑制される可能性
19日のドル・円は、東京市場では148円11銭から147円20銭まで下落。欧米市場では147円76銭から148円28銭まで反発し、147円97銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に148円を挟んだ水準で推移か。日米金利差は一定水準を維持する見込みのため、米ドル売り・円買いがただちに強まる可能性は低いと予想される。
日本銀行は9月18-19日の金融政策決定会合で政策金利を維持した。2名の審議委員が現状維持に反対したが、追加利上げのタイミングは引き続き不透明。金融政策の修正にはある程度の時間を要するとの見方は残されている。なお、本日22日は自民党総裁選の告示日。10月4日に行われる同党総裁選に向け、候補者が出揃った。国内の政治動向が金融政策の策定に影響を及ぼすとは言えないものの、有力候補者から利上げに批判的な意見が聞かれた場合、早期利上げの思惑はやや後退し、米ドル高円安の流れが続く可能性がありそうだ。
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