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外国市場/為替 2025/03/04 09:39 一覧へ

概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続落、通貨ルピーの先安観などもインド株の圧迫材料

*09:39JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続落、通貨ルピーの先安観などもインド株の圧迫材料 【ブラジル】
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【ロシア】MOEX指数 3145.73 -1.71%
3日のロシア株式市場は4日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比54.75ポイント安(-1.71%)の3145.73となった。日中の取引レンジは3,127.69-3,191.13となった。

売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油価格の下落や通貨ルーブル安の進行がロシア株の圧迫材料。また、ウクライナ紛争の停戦交渉が膠着していることも引き続き嫌気された。ほかに、経済指標の悪化が懸念材料。2月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の53.1から50.2に低下した。一方、欧州市場の上昇などが指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 73085.94 -0.15%
3日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比112.16ポイント安(-0.15%)の73085.94、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同5.40ポイント安(-0.02%)の22119.30で取引を終えた。

外部環境では、本日のアジア市場はまちまち。外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせに。FIIはこの日まで8日連続の売り越しとなった。また、通貨ルピーの先安観などもインド株の圧迫材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3316.93 -0.12%
週明け3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比3.97ポイント安(-0.12%)の3316.93ポイントと小幅ながら続落した。

先週の軟調地合いを次ぐ流れ。米高関税政策が引き続き懸念材料として意識された。トランプ米大統領は4日にも、カナダとメキシコ、中国に関税を課す構え。カナダとメキシコには25%、中国にはすでに発動された10%の関税に加え、更に10%賦課する。米中関係の悪化や、経済に対する悪影響が危惧された。ただ、下値は限定的。中国景況感の改善を支えに、指数は高く推移する場面もみられた。1日に発表された2月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は50.2と市場予想(49.9)を上回り、景況判断の境目となる50を再び上回っている。ほか、3日の取引時間中に公表された民間集計による財新中国製造業PMIも50.8に上昇し、市場予想(50.4)を上回った。


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