NY株式:NYダウは617ドル高、CPIで利下げ確信
*05:32JST NY株式:NYダウは617ドル高、CPIで利下げ確信
米国株式市場は上昇。ダウ平均は617.08ドル高の46108.00ドル、ナスダックは157.01ポイント高の22043.07で取引を終了した。
消費者物価指数(CPI)は伸びが加速したが雇用関連指標が労働市場の減速を証明し利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。インフレの上昇も想定内で利下げ確率は変わらず、長期金利の低下に連れ、相場は続伸した。終盤にかけて上げ幅を拡大し、相場は過去最高値を更新し、終了。セクター別では自動車・自動車部品、素材が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
メディア・エンターテインメントのワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は同業パラマウント・スカイダンス(PSKY)が同社に買収案を提示する準備との報道が好感され、上昇。パラマウント・スカイダンス(PSKY)も上昇した。電子設計自動化ソリューション提供会社のシノプシス(SNPS)は安値でのキャシー・ウッド氏率いるアークインベストメントによる同社株購入の話題に、上昇。株式取引アプリ運営のロビンフッド・マーケッツ(HOOD)は売り持ちポジションが可能な機能を加える計画、新たにソーシャルメディアサービスを開始する計画を発表し、買われた。
半導体のマイクロン(MU)はアナリストが23日発表の同社の四半期決算の内容が良好との見解を示し、上昇。航空会社のデルタ(DAL)は第3四半期の見通しを再確認したが、メインキャビンの需要の弱さを指摘し、下落。航空機メーカーのボーイング(BA)は777X型機の連邦航空局(FAA)承認ペースが遅いことを警告し、下落した。
ソフトウエアメーカーのアドビ(ADBE)は取引終了後に四半期決算を発表。内容が予想を上回り、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
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