日経平均は441円安でスタート、SUMCOやディスコなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;48866.58;-441.21TOPIX;3247.90;-18.53
[寄り付き概況]
23日の日経平均は441.21円安の48866.58円と続落して取引を開始した。前日22日の米国株式市場は下落。ダウ平均は334.33ドル安の46590.41ドル、ナスダックは213.27ポイント安の22740.40で取引を終了した。政府機関の閉鎖が終了する兆しが見られず、警戒感に寄り付き後、下落。その後も、ネットフリックス(NFLX)の下落が重しとなったほか、中盤にかけ、トランプ政権が重要ソフトウエアの対中輸出制限を検討しているとの報道で、対中貿易摩擦の悪化懸念が再燃しハイテク中心に売られ、下落。終盤にかけ下げを拡大した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.36%下落と、ダウ平均(0.71%下落)やナスダック総合指数(0.93%下落)と比べ下落率が大きく、東京市場で半導体関連株などの株価を抑える要因となった。また、新政権発足で目先材料出尽くし感も意識された。一方、引き続き新政権の政策への期待感が株価の支えとなった。
また、今後、国内3月決算企業の上期決算発表が増えることから、好業績銘柄への物色意欲が高まりやすく、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は10月12-18日に国内株を3週連続で買い越した。買越額は7526億円だった。今日はサイバーソリューションズ<436A>が東証グロースに上場した。
セクター別では、電気機器、機械、非鉄金属、その他製品、精密機器などが値下がり率上位、鉱業、水産・農林業、食料品、パルプ・紙、海運業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、SUMCO<3436>、ディスコ<6146>、安川電<6506>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック
<6920>、ルネサス<6723>、東エレク<8035>、古河電工<5801>、キオクシアHD<285A>、JX金属<5016>、キーエンス<6861>、ソニーフィナンシャルグループ<8729>、ファナック<6954>などが下落。他方、三井E&S<7003>、川崎重<7012>、INPEX<1605>、良品計画<7453>、三菱重<7011>、JT<2914>、中外薬<4519>、住友鉱<5713>などが上昇している。
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