日経平均は反発、買い優勢もAIラリーは落ち着きを見せる
*17:00JST 日経平均は反発、買い優勢もAIラリーは落ち着きを見せる
5日の米国株式市場は反発。良好な民間雇用統計を受け、寄り付き後、堅調。ISM非製造業景況指数も予想以上に回復したため、相場は上昇した。終盤にかけ上げ幅を拡大し終了。セクター別では自動車・自動車部品、メディア・娯楽が上昇した一方、ソフトウエアサービスが下落した。米株式市場の動向を横目に、6日の日経平均は反発して取引を開始した。朝方は前夜の米国上昇や円相場の落ち着きが買い材料となり、寄付き直後から幅広い業種に買いが波及した。為替は円安進行一服と見られるが、輸出関連を中心に先行き期待が優勢となった。需給面でも先物主導の買いが働き、個人・機関ともに追随買いが散見された。持ち高調整の売りや利益確定も交じり、一時は始値を下回りながらも後場には持ち直した。
大引けの日経平均は前日比671.41円高の50883.68円となった。東証プライム市場の売買高は28億1347万株、売買代金は6兆9040億円、業種別では非鉄金属、機械、証券・証券先物取引業などが値上がり率上位、海運業、鉄鋼、ゴム製品などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は61.1%、対して値下がり銘柄は35.2%となっている。
個別では、コニカミノルタ<4902>, フジクラ<5803>, 荏原<6361>, ダイキン<6367>, 三井金属<5706>, ディスコ<6146>, 富士電機<6504>, ニッスイ<1332>, 住友電<5802>, ガイシ<5333>, 日立<6501>, 旭化成<3407>, 住友商<8053>, レーザーテク<6920>, 三菱重<7011>などの銘柄が上昇。
一方、バンナムHD<7832>, GSユアサ<6674>, SHIFT<3697>, エムスリー<2413>, ソシオネクスト<6526>, 郵船<9101>, 富士フイルム<4901>, 日本製鉄<5401>, エプソン<6724>, ネクソン<3659>, スズキ<7269>, JR西日本<9021>, 大林組<1802>, 三菱自<7211>, 味の素<2802>などの銘柄が下落。
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