注目銘柄ダイジェスト(前場):オプティマス、キタック、エーアイなど
*11:44JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):オプティマス、キタック、エーアイなど
郵船<9101>:5035円(+136円)
大幅続伸。週末には社長インタビュー報道が伝わっている。安定した成長と株主還元の両立で、「1年後の決算発表をPBRが1倍を超えた状態で迎えたい」としているもよう。27年3月期を最終年度とする中計で示した株主還元枠を今回引き上げたが、織り込んだ利益は今期の予想までで、成長カーブから推測すると残り2年も上振れする可能性が非常に高いともしている。利益が予定以上に積み上がれば積極的に還元していくことになるとも。
キタック<4707>:448円(-66円)
大幅反落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は2.4億円で前年同期比81.6%(106百万円)の大幅増益となっている。ただ、第1四半期は1.2億円で同3.1倍(83百万円増)となっていたため、サプライズは限定的なもよう。通期計画2.1億円、前期比27.3%増を引き続き据え置いていること、先週末にかけて期待感で株価が上昇していたことから、目先の出尽くし感につながっているもよう。
オプティマス<9268>:607円(-105円)
大幅続落。1043万4800株の公募増資、並びに、オーバーアロットメントによる売出156万5200株の実施を発表している。新たに発行される株式数は最大で、発行済み株式数の18.5%の水準となる。株式価の希薄化をネガティブ視する動きが優勢に。公募価格は6月3日から5日までの間に決定される。調達資金は主に、Autopact株式取得に伴う借入金の返済の一部に充当する計画のもよう。
タカショー<7590>:500円(-63円)
大幅反落。先週末に第1四半期決算を発表、営業損益は1.3億円の赤字となり、前年同期比3.7億円の損益悪化となっている。住宅着工数の減少による影響でガーデン・エクステリア市場規模が縮小しているほか、異常気象によるガーデニング用品の販売不振なども影響しているもよう。通期営業利益は5.8億円、前期比6.9億円の改善計画を据え置いているが、第1四半期は想定以上に低調な立ち上がりと捉えられている。
Vコマース<2491>:1141円(+101円)
大幅反発。先週末に配当予想の引き上げを発表している。上半期末配当金は従来計画22円から25円に、期末配当は20円から29円に引き上げ。年間配当金は42円から54円への引き上げとなり、前期比では一転1円の増配となる。自己株式取得によって配当対象株式数が減少したことで、1株当たり配当金の増加につなげるようだ。なお、配当性向目標は50%以上としている。
クオリプス<4894>:3700円 カ -
ストップ高買い気配。一部メディアが「iPS細胞から作成した心筋シートについて、早ければ6月にも厚生労働省に製造販売承認を申請する」と報じ、買い材料視されている。心筋梗塞や狭心症などの治療に用いられ、「iPS細胞由来の医薬品は世界で開発が進むが、承認申請は初めて」という。クオリプスは「申請時期については、15日の決算説明会で説明した通り6月を最短としている。正式に承認申請したら開示する」としている。
アスタリスク<6522>:528円 カ -
ストップ高買い気配。自社のバーコードリーダー「AsReader」がパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が運営する総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」に導入されたと発表している。また、同じくAsReaderがアルペン<3028>に、電波の漏れを防ぐ特殊筐体にRFIDアンテナを内蔵した「RFID Reading Tub」がRESTA(大阪市)の無人アパレルショップに、それぞれ導入されたという。
エーアイ<4388>:966円(+105円)
大幅に続伸。VTuber「華鏡よさり」のボイスを基に制作した音声作成ソフト「A.I.VOICE カキョウヨサリ」「A.I.VOICE2 カキョウヨサリ」を7月12日に発売すると発表している。はつらつとした無邪気な女性の声をベースとした音声作成ソフトで、ソフトに文字を入力するだけで明瞭さとあどけなさを兼ね備えた声で読み上げ、音声ファイルを作成し保存することができるという。詳細は6月7日のA.I.VOICE公式生放送で紹介する。
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