米国株式市場見通し:早期利下げ期待後退の中、大手ハイテク株の決算発表は続く
*14:28JST 米国株式市場見通し:早期利下げ期待後退の中、大手ハイテク株の決算発表は続く
FOMCは市場の想定通りに政策金利の据え置きを決定したが、声明文では、経済活動の拡大が前回の「緩やか」から「堅調」に、失業率が前回の「小幅に上昇」から「安定化の兆候」に、それぞれ判断が上方修正されている。また、景気見通しでは雇用に対する下方リスクに関する記述が削除されるなど、ややタカ派とも受け止められる状況。加えて、週末にはトランプ大統領が次期FRB議長候補にウォーシュ氏を指名、候補者の中では相対的にタカ派と見られている。今後、早期利下げ期待は後退していくことになりそうだ。一方、今回のFRB人事を受けて、ドルの信認低下に歯止めがかかる可能性のある点には注目したい。なお、トランプ大統領は政府の予算案を巡って、与党・共和党と野党・民主党が合意に達したと明らかにしており、政府機関閉鎖に対する懸念は大きく後退している。
今週の決算発表では、マイクロソフトとメタの株価が好対照の動きとなるなど、評価はまちまちの印象となっている。AI関連に関しては、ひとまずマイクロソフトの下げ止まりを確認したいところ。来週もアマゾンやアルファベットなどハイパースケーラーの決算発表が予定されている。設備投資動向などに関心が高まりそうだが、個別の観点では、足下の売上、利益動向などを注視したい。また、台湾TSMCや蘭ASMLのほか、TIやサンディスクなど半導体企業の好決算が目立っている。来週もAMD、テラダイン、クアルコム、英アームなどの決算が支援材料とされる可能性があろう。なお、今週大きく崩れる場面が見られた金属価格だが、ドルの信認低下に歯止めがかかるのであれば、目先調整が続く公算も大きい。
経済指標は、2日に1月ISM製造業景気指数、3日に米・1月自動車販売台数、12月JOLTS求人件数、4日に1月ADP雇用統計、1月ISM非製造業景気指数、5日に新規失業保険申請件数、6日に1月雇用統計、2月ミシガン大学消費者信頼感指数、12月消費者信用残高などが発表予定。
決算発表は、2日にウォルト・ディズニー、バランティア・テクノロジーズ、テラダイン、3日にAMD、アムジェン、メルク、ファイザー、ペイパル、ペプシコ、エレクトロニック・アーツ、4日にボストン・サイエンティフィック、CMEグループ、アルファベット、イーライリリー、ノバルティス、クアルコム。ウーバー・テクノロジーズ、5日アマゾン、ベリサイン、ロックウェル・オートメーション、エスティローダー、6日にバイオジェン、フィリップ・モリスなどが予定されている。
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