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市況・概要 2024/12/18 09:46 一覧へ

日経平均は187円安でスタート、ソニーGやアドバンテストなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39176.88;-187.80TOPIX;2722.24;-5.96


[寄り付き概況]

 18日の日経平均は187.80円安の39176.88円と4日続落して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は下落。ダウ平均は267.58ドル安の43449.90ドル、ナスダックは64.83ポイント安の20109.06で取引を終了した。長期金利の高止まりで寄り付き後、下落。朝方発表された11月小売売上高が市場予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを行うとの見方に変わりはないものの、来年の利下げペースが緩やかになるとの観測につながった。FOMCを前に金融政策の不透明感が重しとなり、ダウ平均、ナスダックともに終日軟調に推移した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=153円60銭台と、昨日15時30分頃と比べ40銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株など株価を抑える要因となった。さらに、日本時間明日未明に予定されているFOMCの結果公表とパウエルFRB議長の記者会見や、明日の日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。
一方、日経平均は昨日までの3日続落で500円近く下げており、自律反発狙いや押し目待ちの買いが入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の貿易収支は1176億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は7030億円の赤字だった。今日は、キオクシアホールディングス<285A>が東証プライムに上場した。

 セクター別では、その他製品、情報・通信業、サービス業、電気機器、精密機器などが値下がり率上位、輸送用機器、電気・ガス業、海運業、非鉄金属、石油石炭製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソニーG<6758>、楽天グループ<4755>、アドバンテスト<6857>、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、月島HD<6332>、ルネサス<6723>、ソシオネクスト<6526>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>などが下落。他方、日産自<7201>、三菱自<7211>、川崎重<7012>、第一三共<4568>、東電力HD<9501>、SUBARU<7270>、サンリオ<8136>、ディスコ<6146>、トヨタ<7203>、関西電<9503>、ヒューリック<3003>、レーザーテック<6920>、商船三井<9104>、IHI<7013>などが買われている。

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