日経平均は203円安でスタート、東京海上やルネサスなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;39879.36;-203.94TOPIX;2775.66;-10.91
[寄り付き概況]
8日の日経平均は203.94円安の39879.36円と反落して取引を開始した。前日7日の米国株式市場は下落。ダウ平均は178.20ドル安の42528.36ドル、ナスダックは375.30ポイント安の19489.68で取引を終了した。半導体エヌビディア(NVDA)の上昇がけん引し、寄り付き後、上昇。その後、同社株が下落に転じ相場の重しとなったほか、JOLT求人件数やISM非製造業景況指数が予想を上回ったため利下げペース鈍化観測に長期金利上昇に連れ、下落に転じた。相場は終日軟調に推移し、終盤にかけ下げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が上昇したことが株価を抑える要因となった。さらに、米国で今晩、12月のADP全米雇用リポート、週間の米新規失業保険申請件数、週末10日は12月の米雇用統計と、米雇用・労働関連指標の発表が相次ぐほか、週末は東京市場の株価指数オプション1月物の特別清算指数(SQ)算出日となることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の日経平均が節目として意識される40000円を上回ったことから、株価の先高観が強まった。また、来週初にかけて発表が本格化する2月決算企業の第3四半期決算に期待する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
セクター別では、保険業、その他金融業、電気機器、建設業、ゴム製品などが値下がり率上位、鉄鋼、海運業、繊維製品、石油石炭製品、銀行業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、東京海上<8766>、ルネサス<
6723>、NEC<6701>、オリックス<8591>、SOMPO<8630>、ソニーG<6758>、MS&AD<8725>、SMC<6273>、ファーストリテ<9983>、日立<6501>、イオン<8267>、日産自<7201>
などが下落。他方、野村マイクロ<6254>、キオクシアHD<285A>、みずほ<8411>、日本製鉄<5401>、三井住友<8316>、商船三井<9104>、リクルートHD<6098>、京セラ<6971>、川崎重<7012>、三菱UFJ<8306>、武田薬<4502>、富士通ゼ<6755>などが上昇している。
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