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銘柄/投資戦略 2024/04/05 17:09 一覧へ

【アルトナー】投資家バク氏が保有銘柄に気になる質問を展開!Vol.1

*17:09JST 【アルトナー】投資家バク氏が保有銘柄に気になる質問を展開!Vol.1 目次
■出演者
■冒頭のあいさつ
■企業説明
■質疑応答
1.入社しているエンジニアはどのような点を魅力に感じているのか?
2.同業他社とは異なる採用戦略・力を入れていく部分はどのような点がある?
3.IR活動・株主への還元姿勢にどのような変化があったか?
4.上場基準の維持・大幅増配の発表後の株価について会社としての評価は?
5.成長産業への取り組みについて
6.リスク・課題はどのような点にあるのか?
7.配当金について
8.業績成長・次期中期経営計画について
9.内部留保を自社株買いやM&Aなどの投資に回す想定はあるか?
10.成長可能性について
■終わりのあいさつ

■出演者
株式会社アルトナー<2163> 代表取締役社長 関口相三様
著名投資家 投資家バク
株式会社フィスコ マーケットレポーター 高井 ひろえ(司会進行役)

■冒頭のあいさつ
▲フィスコ 高井
皆さま、こんにちは。フィスコマーケットレポーターの高井ひろえです。今回は、株式会社アルトナー 代表取締役社長、関口相三様にご登壇いただき、著名投資家YouTuberである投資家バクさんから、実際に株を保有されているアルトナー様に対して、気になるところをご質問いただきます。関口様には投資家バクさんからの質問にお答えいただきたいと思います。それでは、本日ご登壇いただく関口様、投資家バクさんをご紹介いたします。まずは株式会社アルトナー代表取締役社長、関口相三様です。お願いいたします。

■アルトナー 関口
よろしくお願いします。

▲フィスコ 高井
関口様は、1983年に株式会社メイテックに入社し、退職された後、1987年に技術者派遣というビジネスモデルの生みの親といわれる株式会社アルトナーの前身、大阪技術センターに入社しました。2002年に社長に就任して以降、2007年にはJASDAQに上場、2013年からは旧来の業界の常識を変える社内エンジニアに対するエージェント制度、EA事業をはじめとする新たな経営計画をスタートさせています。そして、著名投資家である投資家バクさんです。お願いいたします。

●投資家バク
こんにちは。よろしくお願いいたします。

▲フィスコ 高井
投資家バクさんは、兼業投資家として日本の高配当株投資を中心に、投資情報をYouTubeを通じて発信しています。現在はSNS総フォロワー数10万人超えとなっており、単純な配当金だけに着目するのではなく、業績、財務、株主還元姿勢を詳細に分析し、一生保有したいと思える優良株を厳選。2020年のコロナショックを機に、投資スタイルを一変させ、優良な高配当株を分析し入手するスタイルで、安定的な配当金を得ることに成功しています。


それでは、あらためまして関口様、投資家バクさん、お願いいたします。まずは、関口様に簡単な企業説明を実施いただきます。投資家バクさんも気になる点などございましたら、お話しいただければと思います。お願いいたします。」

■企業説明
■アルトナー 関口
あらためまして、アルトナーの関口でございます。当社は1962年9月18日、昭和37年に設立された技術者派遣事業のパイオニアです。現在、東京証券取引所プライム市場に上場、証券コードは2163です。現在、九州から東北までの幅広い製造メーカー顧客を対象に、技術者派遣事業を展開しています。主な技術領域は、機械、電気・電子、ソフトウェアの領域となります。本日はよろしくお願いします。

●投資家バク
よろしくお願いします。

▲フィスコ 高井
ありがとうございました。概要をご説明いただいたところで、続いては投資家バクさんに、実際に株を保有されているアルトナー様に対する気になる質問を行っていただきたいと思います。投資家バクさんには、事前に質問をご用意いただきました。バクさんが実際に保有している銘柄なので、非常に気になりますね。それではバクさん、お願いいたします。

■質疑応答
●投資家バク
早速1つ目の質問となりますが、やはり技術者派遣というビジネスモデルとしては、人財の確保が最重要となると思ってますが、入社しているエンジニアの方々はどのような点を魅力に感じてアルトナー様への選択をされているのでしょうか。

■アルトナー 関口
まず、エンジニアを志す方々の就職先の対象としては、メーカーに入社をしてエンジニアを志すという方法が一般的だと思います。しかしながら近年、技術サービス事業の社会的認知度がかなり高まっている中で、エンジニアを目指すもう一つの選択肢として、当社のような技術者派遣業界を志すエンジニアの方が増加しているという状況です。したがって、メーカー就職の道ではなく、技術者派遣事業会社に就職の選択肢を見いだすエンジニアにとっては、同業他社間でどのような特徴がある事業会社か、さらにはエンジニアとしてのスキルアップ、キャリアアップが達成できる会社かどうかの見極めをされることになります。


当社については、まずこの業界の中で、研究開発領域を中心とする上流工程のプロジェクトの参画率が極めて同業他社との比較において高いという特徴があります。また、教育訓練の体制や、入社してからの教育訓練のフォローアップ、つまり総合的なエンジニアとしてのキャリアアップのインフラ整備が整っている会社という認識をされているようです。そこで、この業界の中でアルトナーを選択していただく可能性が高まっていると当社は分析しております。

●投資家バク
ありがとうございます。やはり上流に強みとかエンジニアとしてのキャリアアップ、そういうところが他社にない強みというところで理解をしました。

●投資家バク
続いて2つ目の質問となりますが、人財の獲得が必要な一方、やはり日本の労働人口が減少している点が日本の現状かと思います。その中で、特に外国人のエンジニアの採用など、同業他社とは異なる採用戦略とか力を入れている部分というのはどのような点になりますでしょうか。

■アルトナー 関口
当社は現在、2022年からスタートしました中期3カ年計画を推進しています。こちらが現在推進している中期経営計画の基本方針並びに基本施策です。ご質問のありました回答としましては、基本施策の2で多種多様な人財活用の推進を掲げています。多種多様な人財活用とは、まずシニアエンジニアの活用、女性エンジニアの活用、そして外国人労働者の活用を掲げています。さらには、協力会社の活用、組織化も併せて掲げています。


そのためには、派遣では人財活用の制約が法律上かなり強いということがありますので、請負・受託体制の事業比率を高めながら、多種多様な人財活用の推進を図っていくという基本施策です。請負・受託体制ですと、人財の活用の主体が当社にあります。派遣の場合は客先にあります。したがって、請負・受託体制を整えることにより、これまで活用しきれなかった多種多様な人財活用を推進しているという基本の施策を現在進めています。こちらが、当社の現在力を入れている人財活用の戦略となっています。

●投資家バク
ありがとうございます。今後、外国人の労働者とかも活用しつつ、やはり一方で法的な規制というところもあるので、派遣だけではなくて請負とか受託を伸ばしていく、と理解させていただきました。

■アルトナー 関口
ありがとうございます。

●投資家バク
そうしましたら、続いて3つ目の質問となりますが、やはり過去と比べると、IR活動とか株主への還元姿勢というところが、投資家としては非常に気になる部分なんですけれども。その部分が御社、最近非常に大きく変わってきているかなと感じますが、もし何か変化がありましたら教えていただけますと幸いです。

■アルトナー 関口
IR・PR活動の変化の起点となったのは、東証の市場再編に伴い、当社の評価を東証から受けたことが変化の起点になっています。2007年にJASDAQに上場して以来、約15年経過後の評価でした。その中で、いわゆる株価や出来高数、そういったものは現時点での当社の過去の政策での実力を起点にし、東証の再編を機に、これまでのIR・PRの在り方、特に市場での当社の認知度の高め方、その辺を十分考慮しながら、そこを機にIR・PRの頻度を高めたり、PRする内容を精査したり、あるいは刷新したり、または株主還元の期待に沿うような形での再構築を行ったりさせていただく中で、徐々にですが、市場においての認知度が高まってきたと考えています。

●投資家バク
ありがとうございます。やはり東証からの再編の中での要請みたいな部分が非常に大きいと理解しましたが、最近だとPBR1倍割れ問題とか過去と比べると東証からの要請みたいなものが非常に多くなっているのかなと思うんですけれども。やはり経営者としても、そういう部分の強さは最近感じる部分なんでしょうか。

■アルトナー 関口
そうですね。特に、外圧で社内に一つの改革の石を投じられたということで、それが機になったのは間違いありません。ですから、東証から指導いただいていますさまざまな課題、それを単なる外圧と受け止めなくて、当社が変化するきっかけというふうに建設的に捉えさせていただいているのが今の状況です。

●投資家バク
ありがとうございます。やはり東証からの多様性みたいな部分も、日本の株式市場とか、会社としての改革とか発展とか、そういう部分にも寄与しているのかなと思いますので、今後もそういった部分というところと折り合いをつけながらやっていくのかなと感じました。

【アルトナー】投資家バク氏が保有銘柄に気になる質問を展開!Vol.2に続く
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