今日の為替市場ポイント:これまでの円安局面とは一転して円高圧力が強まりやすい地合いが続く
*08:49JST 今日の為替市場ポイント:これまでの円安局面とは一転して円高圧力が強まりやすい地合いが続く
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円11銭から155円30銭まで下落し、155円77銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が増加、7月貿易赤字は拡大、4-6月期単位労働コスト確定値が予想外に下方修正されたほか、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事がディスインフレの兆候が見られ始めたとし、もし、ディスインフレが続いた場合、政策据え置きを支持する姿勢を示したため年内の利上げ観測が後退しドル売りが加速。日銀関係筋の話として今月の金融政策決定会合での政策金利引き上げ報道や米国の圧力で利上げペース加速観測が強まったほか、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)資産構成見直し報道などに円買いも一段と加速したと見られる。
本日9月4日の米ドル・円は下値模索の展開が続くか。4月の政府・日銀による為替介入時の安値155円23銭が意識される水準まで迫っており、これを下抜けるかが目先の焦点となる。オプション市場では権利行使価格155円のプットへの需要が集中しているとの指摘もあり、同水準を割り込めば一段の下値模索も想定される。日銀の早期・連続利上げ観測やGPIFの資産配分見直し観測、ベッセント米財務長官による日銀への利上げ催促姿勢など、これまでの円安局面とは一転して円高圧力が強まりやすい地合いが続いている。ただし、急ピッチな下落の反動でショートカバーが入りやすい面もあり、方向感を探りながらも神経質な値動きが続きそうだ。
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