フィスコニュース

銘柄/投資戦略 2024/06/17 08:41 一覧へ

ハンモック:セールスDXソリューションを軸に持続的な成長が期待される

*08:41JST ハンモック:セールスDXソリューションを軸に持続的な成長が期待される ハンモック<173A>はネットワークソリューション、セールスDXソリューション、AIデータエントリーソリューションの3ソリューションを提供している。ネットワークソリューションは「IT 資産管理・セキュリティ対策」を、セールスDXソリューションは「営業支援・名刺管理」を、AIデータエントリーソリューションは「AI による文字認識を活用したデータエントリー」に関する業務支援システム及びクラウドサービスの開発、提供を行う。

24年3月期の各ソリューション別の売上高増加率は、ネットワークソシューション+4.1%、セールスDXソリューション+25.2%、AIデータエントリーソリューション-12.6%で、セールスDXソリューションが成長のけん引役となっている。セールスDXソリューションの主な製品は、営業支援ツール「ホットプロファイル」、新規顧客開拓ツール「ホットアプローチ」の2つ。「ホットプロファイル」は法人営業の営業活動を支える3つの領域「名刺管理」「SFA/CRM」「MA」を統合し、各プロセスを分断することなく実行できる営業プラットフォーム。社内に点在する営業活動に関する情報を一元管理し、業種等の企業属性情報を自動付与することで営業施策に活用しやすい顧客データベースへ変換する。「ホットアプローチ」は、様々な公開情報から同社が独自AIで成形した480万社以上(2024年1月31日時点)の企業データベースをもとに利用者がアプローチしたい企業リストを作成し、企業がWebサイト上で公開しているお問合せ窓口フォームへ自動で一斉にメッセージを送る法人営業の新規顧客開拓に特化したツールであり、効率的な営業活動を支援するサービスを提供している。

25年3月期業績については、売上高で前期比10.7%増の4,738百万円、営業利益で同7.3%増の718百万円と順調な成長が計画されている。同社自前の販売力また知名度だけで業容拡大余地は限られると思われるが、同社では各ソリューションについて中小企業向けにはNTTコムや大塚商会、JBCCなどを通してOEM提供を行い、中堅企業以上に対してはこれらを販売代理店として事業展開ができる体制を整えており、サービスの普及余地は大きいと思われる。配当利回りも2%を上回る。

<NH>

フィスコニュース

マーケット ニュース一覧