日経平均は236円安でスタート、アドバンテストやソフトバンクGなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;33296.23;-236.86TOPIX;2419.95;-8.43
[寄り付き概況]
19日の日経平均は236.86円安の33296.23円と3日ぶり反落して取引を開始した。先週末15日の米国株式市場は反落。ダウ平均は288.87ドル安、ナスダックは217.71ポイント安となった。
3社自動車労組が初の一斉ストライキや、ミシガン大消費者信頼感指数の予想以上の悪化を受け、投資家心理が悪化した。特に、半導体セクターの下落が重しとなった。昨日18日のダウ平均は6.06ドル高、ナスダックは1.90ポイント高と小幅に反発した。原油高が懸念材料となり一時下落に転じたが、長期金利が低下しダウ平均はプラス圏を回復した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に反発したが、先週末15日は280ドルを超す下げとなったことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は先週末までの2日間で800円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りが出やすかった。さらに、原油高によるインフレ再燃が警戒される中、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合が控えていることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。
一方、外為市場で1ドル=147円60銭台と、先週末15日15時頃と比べ20銭ほど円安・ドル高水準となっていることが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
セクター別では、電気機器、情報・通信業、小売業、機械、金属製品などが値下がり率上位、鉱業、銀行業、鉄鋼、ゴム製品、パルプ・紙などが値上がり率上位に並んでいる。
東証プライムの売買代金上位では、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ネクステージ<3186>、ニデック<6594>、日産自<7201>、デンソー<6902>、SMC<6273>、ファーストリテ<
9983>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>などが下落。
他方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、商船三井<9104>、みずほ<8411>、JFE<5411>、日本郵政<6178>、日本製鉄<5401>、郵船<9101>、ホンダ<7267>、任天堂<7974>、東京海上<8766>、INPEX<1605>などが上昇している。
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