2025年3月期連結本決算経常見通し上方修正。5.4%減益を予想。
【業績予想/決算速報】日本電計<9908>が3月11日に発表した業績予想によると、2025年3月期本決算の経常損益は前回予想(3,500百万円)から上方修正され、5.4%減益の4,550百万円になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは4,500百万円を予想している。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202403 本 | 12 | 会社実績 | 2024/05/10 | 108,539 | 4,431 | 4,809 | 2,947 |
202503 本 | 12 | 会社予想 | 2025/03/11 | 118,500 | 4,450 | 4,550 | 2,950 | |
202503 本 | 12 | 従来予想 | 2025/02/07 | 110,000 | 3,500 | 3,500 | 2,400 | |
202503 本 | 12 | コンセンサス | 2025/03/10 | 113,000 | 4,500 | 4,500 | 3,000 | |
202503 Q4 | 3 | コンセンサス | 2025/03/10 | 38,121 | 2,025 | -- | -- |
※単位は百万円:今回会社から発表された内容
業績予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
当社を取り巻くマクロ環境は、各国の政治情勢・金融政策による世界経済への影響や、地政学リスクの高まり、中国経済の停滞長期化懸念等、不透明な状況が続いております。こうした状況下、当社グループでは、2030年を見据えた成長戦略「INNOVATION2030」の第2期として、新たな中期経営計画「INNOVATION2030 Ver.2.0」を2024年5月に公表し、計画の実現に向けて更なる進化を図っております。 中期経営計画の初年度となる今期につきましては、期初時点の連結受注残高が前年比マイナスであったものの、国内において設備投資や研究開発投資が底堅く推移する中、お客様の動向を確りと捕捉することで、計画した以上に受注高を増やすことができました。こうした状況を踏まえて、2024年5月10日に公表しました通期の業績予想を修正いたします。
配当予想修正の理由:(適時開示より抜粋)
当社は、業績・財務状況等を総合的に勘案し継続的かつ安定的な配当を実施すること、連結の配当性向35%程度を目途とすること、を配当政策の基本方針としております。 前述の通り、今期の連結業績が堅調に推移していることや、内部留保の蓄積が進み自己資本比率が安定的に推移していること等を踏まえ、2025年3月期の期末配当を、前回予想の42円から5円増配して47円とさせていただく予定です。 従いまして、当期の年間配当は、中間配当40円、期末配当47円の年間87円、前期比7円の増配となる見込みであります。 今後も業績の向上による利益確保に努めるとともに、株主様への積極的な利益還元を検討してまいる所存であります。