フィスコニュース

NY株式:NYダウは83ドル高、主要ハイテク企業決算を好感

2025年05月02日 05:56 市況・概要

*05:56JST NY株式:NYダウは83ドル高、主要ハイテク企業決算を好感 米国株式市場は上昇。ダウ平均は83.60ドル高の40752.96ドル、ナスダックは264.40ポイント高の17710.74で取引を終了した。

ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)やソーシャルテクノロジー会社のメタ・プラットフォームズ(META)など主要ハイテク企業の好決算を好感した買いに、寄り付き後、上昇。その後も、対中貿易協議の可能性を期待した買いや、ウクライナとの資源協定提携が成長減速や地政学的リスク懸念を和らげ買い戻しが先行し、相場は終日堅調に推移し終了した。セクター別ではソフトウエア・サービスやメディア・娯楽が上昇した一方、不動産管理・開発が下落。

自動車メーカーのフォード(F)は4月の国内の売り上げ16%増を好感し、上昇。オンラインゲーム設計・開発会社のロブロックス(RBLX)は1日のユーザー数の大幅増加が好感され、上昇。百貨店のコールズ(KSS)は第1四半期で売上が改善、1株当たり損失も予想程落ち込まなかったが、取締役会が規則違反で最高経営責任者(CEO)の解任を発表し、上昇。企業向けIT管理ソフトウエアメーカーのサービスナウ(NOW)はアナリストが投資判断を引き上げ、上昇。

ハンバーガーチェーンのマクドナルド(MCD)は第1四半期の既存店売上が消費者の慎重な姿勢が響きパンデミック以来の最低水準に落ち込み、下落。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は関税絡みの費用が50億ドル規模に達するとし、見通しを引下げ、売られた。

オンライン小売のアマゾン(AMZN)は取引終了後に第1四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったが、第2四半期の営業利益見通しが市場予想を下回り、時間外取引で売られている。携帯端末のアップル(AAPL)は第2四半期のサービス収入予想が冴えず、売られている。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>

フィスコニュース


一覧へ