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INTLOOP:フリーランスを活用したコンサルティングを提供

2024年07月05日 12:55 銘柄/投資戦略

*12:55JST INTLOOP:フリーランスを活用したコンサルティングを提供 INTLOOP <9556>は、フリーランスを活用したコンサルティング・システム開発支援等を行う。

同社は、プロフェッショナル人材ソリューション&コンサルティング事業の単一セグメントとなっている。フリーランス向けの案件紹介サイトとして、High Performer Consultant、TECH STOCKなどを運営している。これらのサイトに登録されたフリーランス人材(コンサルタント/ITエンジニア)に対し、同社は顧客企業の各種プロジェクト等の案件を紹介し、フリーランス人材の希望に応じてマッチングし、顧客企業への提案を行う。顧客企業としては、大手を含む外資系コンサルティングファームやSier、大手事業会社が中心である。同社に登録しているフリーランス人材は、2024年3月末現在、40,193名(うち月間稼働人数1,291名)となっている(※稼働人数は同社社員含む)。

24年7月期第3四半期累計の売上高は19,602百万円(前年同期非連結比49.8%増)、営業利益は965百万円(前年同期非連結比24.8%増)で着地した。今期から四半期連結決算を開示しているため前年同期との単純比較はできないものの、ディクスホールディングスの増収効果含めて第3四半期として過去最高となった。各企業が抱えている課題や問題の解決、新しい企業価値の創出といったニーズは多く、新規案件獲得が好調に推移したもよう。通期の売上高は26,000百万円(前期非連結比45.9%増)、営業利益は1,360百万円(前期非連結比23.1%増)を見込んでいる。

同社は4万人を超える人材データベースで多種多様な課題解決を支援できるほか、コンサルティングを祖業としているため上流工程からのプロジェクトに参画できる強みを持っている。競合他社は、人材派遣・紹介会社、コンサルティングファームやSierとなるが、プロ人材と経験豊富な社員とのハイブリッド提案により競合と同等以上のサービスが提供できるほか、大手と比較すると案件単価は安いが、戦略コンサルティング子会社の新設により単価向上の余地は十分ある。人材不足は多くの企業で課題となっており、同社の事業環境は良好とみられている。業績が堅調に推移する中、中長期的に成長が持続するか注目が集まりそうだ。

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