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注目銘柄ダイジェスト(前場):OKI、JFE、サイバーセキュリなど

2023年09月05日 11:55 市況・概要

*11:55JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):OKI、JFE、サイバーセキュリなど OKI<6703>:1039円(+129円)
大幅続伸で上昇率トップ。信越化学工業とともに、窒化ガリウムを使ったパワー半導体の素材を低コストでつくる技術を開発したと報じられている。独自基板の上に、ガリウム系のガスを吹き付けて結晶を成長させるもので、従来の製法と比べ製造コストは10分の1以下にすることができるようだ。量産化ができれば、急速充電器向けなど用途が広がって、普及の弾みになるとされている。


イーレックス<9517>:894円(-52円)
大幅反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「バイ」から「ホールド」に格下げ、目標株価も1700円から1000円に引き下げている。海外再エネでの中長期的な成長シナリオへの期待に変化はないが、短期業績の予見性低下及び利益予想の引き下げなどを考慮としている。24年3月期は逆ザヤが避けられず、会社計画の営業利益77億円に対して、30億円の営業赤字転落を予想している。


JFE<5411>:2229.5円(-207.5円)
大幅反落。公募増資とCBを組み合わせ、2000億円規模の資金を調達する方針を固めたと報じられている。大規模な脱炭素関連の投資に充当するようだ。同社の公募増資はJFEHD発足後では初めてとなり、CB発行は19年ぶりとなる。公募増資は1000-1200億円規模になる見通しで、発行済み株式の1割弱に相当する。ともに割り当ては海外投資家に限定するもよう。株式価値の希薄化を織り込む動きが先行している。


ソシオネクスト<6526>:16420円(-940円)
大幅続落。日経平均新規採用候補の1社として期待感もあっただけに、未採用となったことで失望売りが先行しているもよう。同社の他、ディスコなども同様の見方から売りが先行している。市場流動性は高水準であったものの、上場後間もないことなどが考慮されたとみられている。ただ、来年3月にも3銘柄程度の入れ替えが想定されており、そのタイミングでの採用の可能性は高いとみられる。


ニトリHD<9843>:17505円(+840円)
大幅続伸。前日に日経平均の定期銘柄入れ替えが発表されており、メルカリ、レーザーテックとともに新規採用されている。他の2社と比較して同社の採用確度は高くなかったため、相対的にインパクトが強まる状況とみられる。また、分割採用ルールの対象となったことで、9月末、24年3月末と組み入れは2度に分けて行われることになる。SMBC日興証券では、合計では37日分の買いインパクトになると試算している。


ステムリム<4599>:836円(+37円)
大幅に3日ぶり反発。塩野義製薬<4507>に導出済みの再生誘導医薬開発候補品レダセムチド(HMGB1)を利用した心筋症、陳旧性心筋梗塞及びそれらに伴う慢性心不全に対する新規治療に係る用途特許が、中国で特許登録されることになったと発表している。HMGB1は物質特許や用途特許を含め、現在までに全世界で100件超の特許が成立しているという。株価は朝方に年初来安値まで下押す場面も見られたが、その後は買い戻しが優勢となっている。


サイバーセキュリ<4493>:2499円(+204円)
大幅に3日ぶり反発。アマゾンウェブサービス(AWS)が認定する「AWSパートナーパス」のソフトウェアパス部門で、最上位ステージ「DIFFERENTIATED」に昇格したと発表している。昇格に伴い、マーケティング開発ファンドの活用やAWS公式ブログでの掲載、AWS主催セミナーでの登壇などグローバル規模でのマーケティングやビジネス展開が加速することが見込まれるという。


エネチェンジ<4169>:1310円(+100円)
大幅に反発。ENEOSホールディングス<5020>傘下のENEOS(東京都千代田区)のEV充電サービス「ENEOS Charge Plus」で利用されるEV充電アプリの開発を受託したと発表している。5日から「ENEOS Charge Plus EV充電アプリ」として提供を開始する。自社の「EV充電エネチェンジ」アプリの開発や運営で得られたノウハウなどを活用し、ユーザー向けに充電器検索、充電操作や認証・決済機能をワンストップで提供する。 <ST>

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