日経平均は597円安でスタート、ソシオネクストや東電力HDなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38506.03;-597.19TOPIX;2718.41;-36.34
[寄り付き概況]
24日の日経平均は597.19円安の38506.03円と反落して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は続落。ダウ平均は605.78ドル安の39065.26ドル、ナスダックは65.50ポイント安の16736.04で取引を終了した。半導体エヌビディアの好決算が投資家心理の改善につながり堅調に寄り付いた。その後、雇用関連指標やPMIが予想以上に強く利下げ期待の後退で長期金利が上昇し相場の上値を抑制。
ダウはさらに、ボーイングの下落が重しとなり指数を一段と押し下げ下落に転じ終日軟調に推移した。ナスダックは序盤、堅調に推移したが、終盤にかけ連休を控えた利益確定売りも重しとなり下落に転じた。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が大幅安となったことが東京市場の株価の重しとなった。また、国内長期金利の先高観が意識されていることに加え、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことが、東京市場で株価の相対的な割高感を意識させる要因となった。
一方、昨日の米株式市場でダウ平均は1.53%下落と大幅安となったが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は0.02%の下落にとどまったことが東京市場の半導体関連株の株価下支え要因となった。また、外為市場で1ドル=156円90銭台と、引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場の輸出株などの株価を支える要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された4月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.2%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.2%上昇だった。
セクター別では全業種が値下がり。石油石炭製品、電気・ガス業、卸売業、保険業、輸送用機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、東電力HD<9501>、アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>、TOWA<6315>、コマツ<6301>、三井物<8031>、伊藤忠<8001>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、東京海上<8766>、レーザーテック<6920>などが下落。他方、資生堂<4911>、任天堂<7974>などが上昇している。
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