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日経平均は315円高でスタート、東エレクや大塚HDなどが上昇

2023年12月12日 09:36 市況・概要

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;33107.65;+315.85TOPIX;2371.45;+12.90

[寄り付き概況]

 12日の日経平均は315.85円高の33107.65円と続伸して取引を開始した。前日11日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は157.06ドル高の36404.93ドル、ナスダックは28.51ポイント高の14432.49で取引を終了した。今週控えている消費者物価指数(CPI)
の発表や連邦公開市場委員会(FOMC)待ちでまちまちで寄り付いた。インフレ鈍化を受け利上げ終了観測が一段と強まる中、ソフトランディング期待が下支えとなりダウは堅調に推移し終盤にかけて上げ幅を拡大。国債入札結果が低調で長期金利が上昇したため、ハイテクは上値が抑制されたがナスダックもプラス圏に回復し終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継いだ。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.40%上昇と、ダウ平均(0.43%上昇)に比べ上昇率が大きかったことが東京市場で半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=146円00銭台と、昨日15時頃と比べ50銭ほど円安・ドル高水準となったことが東京市場の安心感となった。一方、米国で今晩、11月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、また、日本時間14日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見が予定されていることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の国内企業物価指数は、前年同月比0.3%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同0.1%上昇だった。今日は、ブルーイノベーション<5597>、アウトルックコンサルティング<5596>が東証グロースに上場した。

 セクター別では、電気機器、不動産業、精密機器、機械、その他製品などが値上がり率上位、銀行業、鉱業、石油石炭製品、電気・ガス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ルネサス<6723>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>、大塚HD<4578>、ダイキン<6367>、すかいらーくHD<3197>、任天堂<7974>、日立<6501>、信越化<4063>、大和ハウス<1925>、川崎船<9107>などが上昇。他方、ゆうちょ銀行<7182>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ニトリHD<9843>、東電力HD<9501>、INPEX<1605>、OLC<4661>、豊田織<6201>などが下落している。

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