日経平均は472円安でスタート、ホンダや丸紅などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;30765.03;-472.91TOPIX;2244.41;-31.06
[寄り付き概況]
4日の日経平均は472.91円安の30765.03円と5日続落して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は大幅下落。ダウ平均は430.97ドル安の33002.38ドル、ナスダックは248.30ポイント安の13059.47で取引を終了した。金利上昇を警戒した売りが続き、寄り付き後、下落。8月JOLT求人件数が減少予想に反して増加に転じたため強い労働市場を受けて連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げに踏み切るとの観測が強まり、更なる売りに拍車がかかった。
また、民主党議員の協力を仰ぎ11月中旬までのつなぎ予算を成立させ政府機関閉鎖回避にこぎつけたが共和党内の保守強硬派からの反発にあいマッカーシー下院議長が解任されるリスクが上昇し政局不安がさらなる売り材料になり終日軟調に推移。終盤にかけ、下げ幅を拡大し終了した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、昨日の日経平均が8月18日につけた取引時間中の安値(31275円)を下回ったことから、下値メドがつけにくくなったという指摘もあった。
さらに、今週末6日に9月の米雇用統計発表が控えており、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。一方、日経平均は昨日までの4日続落で1100円を超す下げとなっており、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、キャスター<9331>、くすりの窓口<
5592>が東証グロースに上場した。
セクター別では、電気・ガス業、輸送用機器、銀行業、ゴム製品、その他金融業などが値下がり率上位、鉱業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ホンダ<7267>、丸紅<8002>、伊藤忠<8001>、ソシオネクスト<6526>、三菱HCキャ<8593>、三菱UFJ<8306>、東電力HD<9501>、マツダ<7261>、アドバンテスト<6857>、神戸鋼<5406>、日立<6501>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、トヨタ<7203>、三菱商<8058>、ルネサス<6723>などが下落。他方、ネクステージ<3186>、神戸物産<3038>などが上昇している。
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