東証グロ-ス指数は大幅反発、主力株が買われてほぼ高値引けに
*16:57JST 東証グロ-ス指数は大幅反発、主力株が買われてほぼ高値引けに
東証グロース市場指数 796.23 +18.56 /出来高1億2817万株/売買代金1238億円東証グロース市場250指数 618.49 +16.22 /出来高8852万株/売買代金1095億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに大幅反発。値上がり銘柄数は429、値下り銘柄数は110、変わらずは33。
30日の米国株式市場は続落。ダウ平均は330.06ドル安(-0.86%)の38111.48ドル、ナスダックは183.50ポイント安(-1.08%)の16737.08、S&P500は31.47ポイント安(-0.60%)の5235.48で取引を終了した。セールスフォースの弱い決算を嫌気した売りが重しとなり、寄り付き後、下落。NY連銀のダドリー前総裁の見解を受け、一部で追加利上げを警戒した売りも強まり続落した。1-3月期国内総生産(GDP)が予想通り下方修正されたほか、個人消費も弱く、さらに31日に発表を控えるPCE価格指数を警戒した売りに、相場は終日軟調に推移。一方、ウィリアムズNY連銀総裁が講演で、利上げが自分の基本シナリオではないと指摘すると、売りが後退し相場は下げ止まった。
米国株は下落したものの、下落はほぼ織り込まれていたことから、グロース市場は高安まちまちで取引を開始。グロースコア指数20の主力株の多くが寄付きからじりじりと上げ幅を広げたことで、グロース市場指数、グロース250指数ともに上昇。
売買代金はさほど膨らんではいないが、指数はともに陽線を残すなどしっかりとした相場付きとなった。
個別では、一部証券会社のポジティブなレポートを材料にヘリオス<4593>が買われた。時価総額上位銘柄では、カバー<5253>の上げが目立ったほか、弁護士ドットコム<6027>、アドベンチャー<6030>、ispace<9348>、MacbeeP<7095>が買われた。値上がり率上位銘柄では、ジェイック<7073>、データホライゾン<3628>、Kudan<4425>
がランクイン。
一方、週を通して買われていたiPS細胞関連のクオリプス<4894>がいったんは切り返したが利益確定売りに押された。時価総額上位銘柄ではJTOWER<4485>、シーユーシー<9158>が売られた。値下がり率上位銘柄では、アスタリスク<6522>、ステラファーマ<4888>、ティムス<4891>がランクイン。
なお、東証グロース市場Core指数では、カバー、弁護士ドットコム、アドベンチャー、ispace、MacbeePのほか、GENDA<9166>、セーフィー<4375>も買われた。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 7073|ジェイック | 2331| 400| 20.71|
2| 6696|トラースOP | 688| 100| 17.01|
3| 3628|データHR | 623| 85| 15.80|
4| 4425|Kudan | 3020| 402| 15.36|
5| 4593|ヘリオス | 158| 20| 14.49|
6| 5253|カバー | 1726| 201| 13.18|
7| 6255|NPC | 1184| 124| 11.70|
8| 4598|DELTA-P | 526| 46| 9.58|
9| 5892|yutori | 2483| 202| 8.86|
10| 4393|バンクオブイノベ | 4645| 365| 8.53|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4564|OTS | 22| -4| -15.38|
2| 6522|アスタリスク | 693| -72| -9.41|
3| 4888|ステラファーマ | 335| -30| -8.22|
4| 4894|クオリプス | 5030| -440| -8.04|
5| 4891|ティムス | 210| -18| -7.89|
6| 9562|ビジネスコーチ | 1687| -129| -7.10|
7| 9565|GLOE | 1942| -127| -6.14|
8| 3680|ホットリンク | 297| -17| -5.41|
9| 5028|セカンドサイト | 409| -22| -5.10|
10| 142A|ジンジブ | 3000| -135| -4.31|
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